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2006.01.14

チアン・ウェン『鬼が来た!』(00)

 昨日見た『ヒトラー~最期の12日間~』で思い出したのがこの作品。大東亜戦争末期の中国華北を占領している日本軍と現地住民の話なのだが、この日本人と『ヒトラー-』のドイツ人の感覚が非常に似ているのだ。

 『鬼が来た!』は日本人俳優が多く出演しているものの、中国人監督チアン・ウェンによる作品。しかし、日本人の描き方は日本人が描いても描き切れないくらいに、見事にその性質を著している。その行為自体は理屈では理解しがたいものの、誠に日本的であり、あり得ないものであるとは思わない。登場人物が突拍子のないことをするのにもかかわらず、それがおかしいとはまったくいえないのだ。悔しいが完全に認めざるをえない。詳細を記すと絶対に面白くなくなるので細かくは触れないが、日本人の理解のされ方には絶対に驚くと思うので、レンタルでもいいから一度は見てみることを勧めたい。


鬼が来た!

監督: チアン・ウェン
出演: チアン・ウェン, 香川照之

 どこが似ているのか。

 訳の判らない自信。冷静に考えるとすでに終っているにもかかわらず、成功すると考える。そして精神論が出てくる。その気であればなんでも出来ると思う。安易な自決。恥を晒すなら死を選ぶという考え方。乱痴気騒ぎの上層部と苦渋を飲むだけの下層部。モラル・ハザード。

 ともに勤勉で知られる日本国民とドイツ国民。そのほかの性質も共通するものが多くあるのかもしれない。

 『鬼が来た!』でも反応に困った覚えがあるが、同様なところで『ヒトラー~最期の12日間~』でも引っかかってしまっているような気がする。

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