クラス会
高校時代のクラス会があった。4年前に18年ぶりにやって、今度が2回目。二クラス合同のクラス会なのだけど、もう一方は毎年やってて、たまにうちのクラスが便乗するというような具合だ。
少子化対策もあって今は共学になっているが、当時は男子校だったので野郎ばかりが20数人集うというむさ苦しさ。あたしのように変っていないヤツはまったく変ってないのだけど、中にはすっかり白髪になったり、禿げてきたということで完全に剃り上げているのが何人も。呼ばれた二人の担任は学年ちがいでおふた方ともに教わっている。あたしの親と同じ年代(60半ば)なのだが、妙に老け込んでいるのに苦労の跡が見て取れ、ちょっと痛々しい。
それにしても40になったばかりの連中なのだが、やはり当時の調子に戻ってしまう。端からみるとおっさんたちがなにをはしゃいでいるんだろうという感じにみえるだろう。
中華料理屋でやっていたのだけど、中盤あたりからコンパニオンが入る。幾ら野郎ばかりといっても、久しぶりに話をしているところに第三者が入ってくると云うのはあまり気持ちのいいものではない。若いチャラチャラしたお姉ちゃんばかりでどうもシラケてしまう。
一次会で帰ろうとすると同姓のヤツに捕まってしまう。出席番号はあたしが先で次がそいつ。強引に二次会会場に引っ張られてしまうのだが、その途中、「俺は試験のときいつもこいつのを後ろから写しておったんや。そいで間違えてるのをそのまま写してしまったりな。そん時はどついてやった」なんて嘘か本当か判らないような話を皆に披露している。何とも憎めないヤツなのだ。地方公務員と個人タクシーというまったく違う世界に生活していながら、やはり接点があるというのは嬉しいものである。(といいつつも、彼とはこんなことがあった。7年程前になるのだが、仕事で移動する際、彼のことにまったく気づかないまま、彼の運転するタクシーに乗り合わせたことがある。同僚の女性をひとり残して皆、途中で降りることになったのだが、その後、彼女は昔話をいろいろと聞かされたらしい)
先のコンパニオンというのは二次会の会場の会員制CLUBのホステスだったらしい。職場の呑み会も二次会は付き合わないようになって久しく、こういうお店に入ったのは10年ぶりである。どうも20代前半ばかりのノリだけの娘ばかりであたしにとってはどうでもいいというか、相手したくない感じ。そもそも会話が成立しないのだ。なにか話し掛けられても適当に作り笑顔だけで済ませていたら、まったく無視された。まぁ、あたしとしては他の連中の反応を見ているだけで楽しいものだから、それで充分。ドラマ『白い巨塔』の太地喜和子のようなホステスならルックスや年齢なんて度外視になってしまう。相手を見極めて楽しませ方を変えないとね。若いだけが取り柄なんてクソのようなもの。会員制のCLUBにしては常連がいたのか7000円程度で済んだのは、非常にお安いと思いました。質は別にしてもね。
比較的自分の年を感じずに済んだクラス会というのは良かったように思う。まぁ、まだ40だしね。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント