TVを見て
NHKの番組「にっぽんの現場」が『秋葉原 年の瀬物語』と題して、秋葉原に集う人たちを何人か追っていた。昔からのパーツ商、萌えオタク、ハードマニア、ゲーム製作者、メイド喫茶アルバイターら。秋葉原はいまだに行ったことがないが、この数十分の番組を見ただけで何とはない異様さを感じる。番組はどちらかと言えば好意的に彼の地を見ていたが、やはりいびつな世相の象徴であるという気がする。
番組を見て思ったこと。彼らは文化を完全に無視して生きているということ。おそらく文化というのは社会の規範に根づいたもので、共通認識の上に成立する。いわゆるしきたりは典型的な文化である。それを取り払おうというような流れが秋葉原にあるというのが、秋葉原の存在価値のようなところでもあるようだし、反文化の行き着く先が何を意味するのか判らない-頽廃の行き着く先は不明である-ということでどうしようもない不安を感じるのである。
続いてロンドンブーツの番組でポスター画家のラッセンに裸婦画を描いて貰おうとする青田典子というタレントを初めてみた。年をとっているようなのだけども、変なはしゃぎ方をする。ネットで検索するとあたしより2歳年下、いい年じゃないかというのは判ったが、さらに困ったのは実家のすぐ隣の校区のガッコの出身だということが判ったこと。200mくらい行ったら、その学校区になってしまう。友近といい、当地の出身タレントはまともなのがいないみたいだ。ちなみに「太陽にほえろ」で山さんを演じた露口茂も当地出身で、同級生の父親(故人)と親友関係にあったらしい。あたしの出身の駅弁大学を中退しているのは今日知った。
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