紅白歌合戦
カミさんは子供と紅白歌合戦を見ているが、あたしはひとりで書斎の小型TVでNHK教育テレビのドキュメンタリを見ている。
歌番組をまったく見ないあたしにとっては、紅白歌合戦を見せられるのは限りなく拷問に近い。子供の頃からである。以前は紅白も高視聴率をとっていたが、そんなに皆、歌番組が好きだったという事なのだろうか。
不思議な事象である。
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カミさんは子供と紅白歌合戦を見ているが、あたしはひとりで書斎の小型TVでNHK教育テレビのドキュメンタリを見ている。
歌番組をまったく見ないあたしにとっては、紅白歌合戦を見せられるのは限りなく拷問に近い。子供の頃からである。以前は紅白も高視聴率をとっていたが、そんなに皆、歌番組が好きだったという事なのだろうか。
不思議な事象である。
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高校時代のクラス会があった。4年前に18年ぶりにやって、今度が2回目。二クラス合同のクラス会なのだけど、もう一方は毎年やってて、たまにうちのクラスが便乗するというような具合だ。
少子化対策もあって今は共学になっているが、当時は男子校だったので野郎ばかりが20数人集うというむさ苦しさ。あたしのように変っていないヤツはまったく変ってないのだけど、中にはすっかり白髪になったり、禿げてきたということで完全に剃り上げているのが何人も。呼ばれた二人の担任は学年ちがいでおふた方ともに教わっている。あたしの親と同じ年代(60半ば)なのだが、妙に老け込んでいるのに苦労の跡が見て取れ、ちょっと痛々しい。
それにしても40になったばかりの連中なのだが、やはり当時の調子に戻ってしまう。端からみるとおっさんたちがなにをはしゃいでいるんだろうという感じにみえるだろう。
中華料理屋でやっていたのだけど、中盤あたりからコンパニオンが入る。幾ら野郎ばかりといっても、久しぶりに話をしているところに第三者が入ってくると云うのはあまり気持ちのいいものではない。若いチャラチャラしたお姉ちゃんばかりでどうもシラケてしまう。
一次会で帰ろうとすると同姓のヤツに捕まってしまう。出席番号はあたしが先で次がそいつ。強引に二次会会場に引っ張られてしまうのだが、その途中、「俺は試験のときいつもこいつのを後ろから写しておったんや。そいで間違えてるのをそのまま写してしまったりな。そん時はどついてやった」なんて嘘か本当か判らないような話を皆に披露している。何とも憎めないヤツなのだ。地方公務員と個人タクシーというまったく違う世界に生活していながら、やはり接点があるというのは嬉しいものである。(といいつつも、彼とはこんなことがあった。7年程前になるのだが、仕事で移動する際、彼のことにまったく気づかないまま、彼の運転するタクシーに乗り合わせたことがある。同僚の女性をひとり残して皆、途中で降りることになったのだが、その後、彼女は昔話をいろいろと聞かされたらしい)
先のコンパニオンというのは二次会の会場の会員制CLUBのホステスだったらしい。職場の呑み会も二次会は付き合わないようになって久しく、こういうお店に入ったのは10年ぶりである。どうも20代前半ばかりのノリだけの娘ばかりであたしにとってはどうでもいいというか、相手したくない感じ。そもそも会話が成立しないのだ。なにか話し掛けられても適当に作り笑顔だけで済ませていたら、まったく無視された。まぁ、あたしとしては他の連中の反応を見ているだけで楽しいものだから、それで充分。ドラマ『白い巨塔』の太地喜和子のようなホステスならルックスや年齢なんて度外視になってしまう。相手を見極めて楽しませ方を変えないとね。若いだけが取り柄なんてクソのようなもの。会員制のCLUBにしては常連がいたのか7000円程度で済んだのは、非常にお安いと思いました。質は別にしてもね。
比較的自分の年を感じずに済んだクラス会というのは良かったように思う。まぁ、まだ40だしね。
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Mike Oldfield マイク・オールドフィールドの『Hergest Ridge ハージェスト・リッジ』(74)について幻の2枚のアルバムが存在し、その存在を知って数年、ようやく入手した。
『Hergest Ridge』というのは映画『エクソシスト』で無断借用された『Tubular Bells チューブラー・ベルズ』(73)に次いで発表されたアルバムである。全英チャートで『Hergest Ridge』が3週間1位になっていたのを先発の『Tubular Bells』が追い抜き、1週だけ1位になったという。
75年に『Boxed』というそれまでの作品をまとめた4枚組(CDは3枚組でリリース)のアルバムが発表される。ただ単にこれまでのものを寄せ集めただけのものかというとそうではなく、ほとんどがアレンジを変えたものやREMIXされたものである。『Hergest Ridge』についても、オリジナル盤と比べて大幅にリミックスされていた。
やがてLPの時代からCDの時代になり、それまでレコードで発売されていたものがCDで再発売されることになる。CDで再発売された『Hergest Ridge』を聴くとオリジナル盤のものではなく、『Boxed』に収録されていたリミックス版のものだった。その後、何度かCDが再発されるがすべてBoxed版によるものであり、オリジナル版のCDはいまだかつて存在していない。レーベルによる「アーチストの意向」という理由だけでなく、オリジナル版のマスタテープをVirginが紛失してしまった(上書してしまった)という噂が流布していたりもする。何れにせよ、LPアルバムを持たない者にとっては、(中途半端な)幻になっていた。
また一作目の『Tubular Bells』はオーケストラ編曲され『The Orchestral Tubular Bells』として発表・発売されている。『Hergest Ridge』についてもオーケストラ編曲され、演奏も行われているのだが、アルバム発売されていない。音源として存在しているという話はあった。
という2つのアルバム(CD)について今回、入手した。
まずはオリジナル・ミックス盤について。Boxed版とは同じ曲だが完全別アレンジというくらい印象が異なる。Boxed版ではまったく聞えないパートが随分聞えてくる。やや単調な部分だなと思っていたところで、実は別の楽器が異なるメロディーを演奏していたりするのだ。つくり込みは凄いけども、洗練されているかどうかというと疑問である。うるさいという印象がどうしても拭えない。Boxed版は贅肉を限りなく削ぎ落とし、エッセンスのみにしたという雰囲気だ。
どちらがいいのかというのは、ほとんど好みの領域に入ってしまいそうである。あたしはおそらくBoxed版を選ぶと思うけども、何れにせよ、オリジナル盤が聴くことが出来ない、幻の盤となっているのはどう考えてもよろしくない。
ここに掲載している画像はオーケストラ盤のジャケットである。いやぁ、本当に美しいデザインである。オリジナル盤のジャケット写真を用いてデザインを変えたものだが、素晴らしいのひと言に尽きる。リリースされていないアルバムなので、誰かが趣味でデザインしたものが定番として流ているのだろうか。
オーケストラ編曲については、何とも言い難い。Mike Oldfieldの曲は、すでに数多くの楽器が使われており、バイオリン等の弦楽器がメインでないだけのオーケストラ的な構成になっているからだ。しかも、楽器の良さ(音色の美しさ等)をフィーチャーするような曲の作り方をしていて、それを他の楽器に置き換えるというのは限りなく曲の良さを殺してしまっているというところもある。いろんなサイトを見ると『The Orchestral Tubular Bells』より高く評価されている(編曲者は同じ)が、オリジナルを超えることは絶対にありえず、極端な言い方になってしまうが根本的に The Orchestral Hergest Ridgeは必要ないと思うのがあたしの印象である。あればいいかもしれないというのが、ピアノ曲として編曲したものとか。ベートーベンの第九をピアノ連弾曲に編曲したものがあって、面白かった。面白いだけでなく、身近に音楽(演奏)を楽しめるということもあって実に有意義である。...もっとも、あたしは楽器がまったくできないのではあるんだが。
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朝のうちは何かしらんバタバタしていた。仕事を年内に片づけておこうということで、少しばかり割増しに処理が回って来たりしていた。それも午前中だけの話。
お昼は課内費(天引積み立てされてる)から出された出前のお寿司を食う。これも部署によって異なり、このように寿司を食ってみるところとごく普通に昼食をとるところがある。部署の習慣となって、いっかい始めたらなかなかやめられないんだろうな、と思ったりする。結構豪華なもので1000円くらいか。飲めないあたしにとっては、呑み会を少し安く見積もって貰って、こちらに回して貰えた方が嬉しい。
昼から休みをとって帰る者や現場に行ったりする者がいて、午後の事務所は2割以下の人間しかいない。これまでの部署では上級官庁やら部長、関係課に挨拶してまわったり、挨拶に来られたりすることが多かったのだけど、この部署では虚礼廃止なのか、そういう挨拶回りは一切行かないし来ない。人がいないだけの殺風景な感じで、いよいよ年の暮れの雰囲気はない。
定時になり、それぞれが帰り際に「お疲れ様でした。よいお年を」という挨拶を。ようやく年末らしい雰囲気を味わうことができた。
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先に書いた記事はたまたまチャンネルを回して見ることになった番組について何とはなく触れただけなのだけども、世間的にも"秋葉原"も"青田典子"も注目に値するものだったらしい。短時間に検索のヒットが集中していたりする。
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NHKの番組「にっぽんの現場」が『秋葉原 年の瀬物語』と題して、秋葉原に集う人たちを何人か追っていた。昔からのパーツ商、萌えオタク、ハードマニア、ゲーム製作者、メイド喫茶アルバイターら。秋葉原はいまだに行ったことがないが、この数十分の番組を見ただけで何とはない異様さを感じる。番組はどちらかと言えば好意的に彼の地を見ていたが、やはりいびつな世相の象徴であるという気がする。
番組を見て思ったこと。彼らは文化を完全に無視して生きているということ。おそらく文化というのは社会の規範に根づいたもので、共通認識の上に成立する。いわゆるしきたりは典型的な文化である。それを取り払おうというような流れが秋葉原にあるというのが、秋葉原の存在価値のようなところでもあるようだし、反文化の行き着く先が何を意味するのか判らない-頽廃の行き着く先は不明である-ということでどうしようもない不安を感じるのである。
続いてロンドンブーツの番組でポスター画家のラッセンに裸婦画を描いて貰おうとする青田典子というタレントを初めてみた。年をとっているようなのだけども、変なはしゃぎ方をする。ネットで検索するとあたしより2歳年下、いい年じゃないかというのは判ったが、さらに困ったのは実家のすぐ隣の校区のガッコの出身だということが判ったこと。200mくらい行ったら、その学校区になってしまう。友近といい、当地の出身タレントはまともなのがいないみたいだ。ちなみに「太陽にほえろ」で山さんを演じた露口茂も当地出身で、同級生の父親(故人)と親友関係にあったらしい。あたしの出身の駅弁大学を中退しているのは今日知った。
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今年の出勤も残すところあと1日だけになってしまった。過去にいた部署の中にはルーチンワークが厳密で年末は30日まで、GWも半分は出勤して作業しないと収拾がつかなくなるようなところもあったりして、カレンダー通りに休める今のような部署というのは非常に有り難い。しかし、年をとる度に季節感がなくなり、もう年越し目近であるという実感が全くない。
以前は御用納めの日は半ドンだった。ただし事務所を完全に空にしてしまうと住民サービスに問題があるということで、各係にひとりずつくらいが午後も居残りをしていた。御用納めの日の午前中、社会保険事務所に年最後の仕事で出向くとまだ9時すぎという時間にもかかわらず、カウンターのすぐ向うで宴会が始まっており、赤い顔をした課長が出て来た。おなじ役場でもこんなところがあるのかとびっくりしたものだった。今から10年程前の話である。
やがて、御用納めの日の半ドンは廃止になったが、その結果が、その半日休暇を年末の10日間のうち一回、有給休暇消化という形で取れという訳の判らないことになっている。年始も10日間のうち一回半休を取らないといけない。よく判らないものの考え方である。
ということで、今日はお昼から半日の有給休暇をとった。多少寒かったものの、近くの山肌がくっきり見えるような空気の澄んだよい天気だった。
あたしが役場に入った頃はまだ週休二日制ではなく、土曜日は半ドンだった。民間はすでに週休二日制が取り入られているところも多く、電話の問い合わせで「土曜はお昼までやってますよ」なんていうとビックリされたものだった。来庁者も少なく、ゆったりとした週末。お昼から自由になるというのは、羽が生えてきたような身軽さを感じたものだ。引けた後は知り合いと飯を食いに行ってみたり、買い物に立ち寄ってみたり。半日*4日という2日間の労働時間が減っても給料は変らないというのは有り難い話ではあるが、生活にアクセントがなくなってしまったような気がする。
住民サービスもあり週末も開庁、その分を平日に交代で休むという風にすれば、少しは楽しくなるのに...とかと思ったりしたものの、忙がしい部署ではそんなことをするとさらに労働時間が増えることになりかねない。変化というのは暇人のためだけに許されているのかもしれない。
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きょうは、気温に下宿したの?
ちなみにきょう気象庁で、底冷えするはずだったみたい。
ちなみに気象庁は札幌で気象庁と寒みたいな底冷えしたかった。
*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。
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先日、ヤフオクで落札した朝日新聞社『アサヒグラフ 1952年8月6日号』は日本の歴史上でも重要な資料となり得るものなので、職場の若い連中にも見せてあげた。
反応はいずれもその内容に驚き、「核兵器はアカンよなぁ」というものだった。結局、こういった報道が過去に行われていても、継続して国民に知れ渡っているという訳ではないということだ。
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何年も手もとにおいておきたいと思いつつ、しかし数千円は出せず、販売価格が1000円を切ったということでようやく購入に踏み切れた一本。
ちょうど大学に入った年に公開された映画で、サークルで参加する学祭の出し物の張りぼてを作る際に、この作品のサントラをエンドレスBGMにしていた。3つ隣のサークルボックスからは夜通し、渡辺美里の「マイ・レボリューション」がエンドレスで大音量でかかっていて、もう少しで焼き討ちしかねなかったという頃のことである。
ストリート・オブ・ファイヤー 監督: ウォルター・ヒル |
こう言ってしまうとなんだけども、はっきり言って馬鹿映画。オープニングに「ROCK&ROLL FABLE(ロックンロールの寓話)」とクレジットが出て、物語は始まる。スラム出身の歌姫が、地元でコンサートを開いている最中に暴走族に強奪されるのだが、それを元彼が救い出すという単純明快な話。善玉はことごとく正義であり、しかも強い。敵役は本当に憎たらしいのだけど、正義の前ではすんなりと負けてしまう。いわゆる典型的な予定調和の世界だ。コミックばりのかっこよさで、音楽もイカしている。
この感触と同じようなものがあったなと思って、記憶をまさぐっていると確かにあった。この映画からさかのぼること7年前の『スター・ウォーズ』の一作目である。これも黒沢映画のスタイルを模倣することから始まった作品で、単純明快な物語の上にらしさのみで成り立っている。『スター・ウォーズ』は本来、一本だけで辞めておくべきものだったのかもしれないとも思う。物語は十分に完結しているし、他のものは蛇足といってもおそらく差し支えないような気もする。あたし自身は、1作目以外はほとんど評価していない。
70年代半ばから80年代半ばというのは、最後の能天気な時代だったのかもしれない。
それにしても、この作品で初めて知ることになるウィレム・デフォーは、暴走族の頭役で魚屋スタイルでハンマーを振り回す姿は実にキュートで、後に銀幕で活躍しているのを見て嬉しくなったものだ。主役のマイケル・パレは鳴かず飛ばず。役者も難しい。
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浴室に入ろうとしたら、足を滑らせて背中から転倒してしまった。丁度、足が滑って180度回転し、向かいの壁に背中を打ち当てたという感じだ。浴室に入って向かいの壁は、1mくらいの大きな鏡があって、その下にものを置く棚があって蛇口があるという、安物の賃貸物件にはよくある作りになっている。
鏡と浴槽の間は20cmくらいなのだけど、それを中心に転倒したので、脇や肘を棚やら蛇口にしこたまぶつけたものの、鏡を割らずに済んだ。背中が痛くて、5分間くらいそのまま壁に背持たれた状態で伸びていたが、鏡を割らなくて幸いだった。下手をしなくても救急車を呼ばないといけなくなる。
自宅の浴室で転倒したのは初めて。銭湯では転んだことがあるが。当地は温泉地で大衆浴場も温泉を使っていたりすることがある。温もって非常にいいのだが、アルカリ性温泉の特徴なのか床が恐ろしく滑りやすくなるのだ。間違っても浴場で走ることはできない。
宇宙飛行士のジョン・グレンは飛行士を引退して間もなく、浴室で髭を剃っている途中、滑って転んで浴槽で頭を打った。さらに手にしていた鏡が割れ、その破片を頭から浴びてしまう。気絶したため、大量出血し、数ヶ月間の入院が必要になったという。
風呂に入っている時はそうでもなかったが、出てしばらくすると打った背中が体を動かすと痛くなってきた。しばらくは痛みが取れないんだろうなぁ。何れにせよ、浴室では注意するに越したことはない。特に一人暮らしの方はご注意ください。
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もう先日のことになるのだが、マイク・オールドフィールド(Mike Oldfield)のライブDVD『Exposed(エクスポーズド)』を買う。2枚組みのDVDで、一枚目にはIncantations(呪文)、2枚目にはTubular Bellsが納められている。79年のヨーロッパツアーの時のもので、すでに26年前の記録となるのだが、映像・音声ともにクリアであり、さらに3つのマルチアングルが用意されている。
Mike Oldfield. Exposed.
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このツアーまでにマイクは、Tubular Bells(チューブラー・ベルズ)(73)、Hergest Ridge(ハージェスト・リッジ)(74)、Ommadawn(オマドン)(75)、Incantations(インカンテーションズ・呪文)(78)を発表している。Ommadawnまでの3作が初期3部作とされ、特に高く評価されている。Tubular Bellsはマイク20歳の時の作品でVirginレーベルの第一弾でもある。さらにこの曲は一部がウィリアム・フリードキンの『エクソシスト』(73)で無断使用されることにより、一躍有名になる。地元イギリスでは次作のHergest RidgeがTubular Bells以上にヒットしたようだ。
一枚のDVDで一曲ずつというのはどう言うことか? 一曲がとにかく長いのである。
Tubular Bells Part1 25:32 Part2 23:20
Hergest Ridge Part1 21:28 Part2 18:45
Ommadawn Part1 19:23 Part2 17:17
そして、Incantationsに至っては、
Incantations Part1 19:06 Part2 19:35 Part3 17:01 Part4 16:59
トータル72分強という代物になっている。DVDは各50分程度の収録で、特にIncantationsについては随分端折られているということになるのだが、Tubular Bellsが大幅に崩された感じでアレンジされているのに比べて、聴いた感じがオリジナルに非常に近く(それには理由があるのだが)、それほど違和感がない。
Incantationsはマイクの作品の中で、Hergest Ridgeに次いで好きな作品だ。反復を多用し、ミニマム・ミュージックと言われているが、構成のすばらしさの上に成り立つもので、聴いていて非常に心地よい。特にPart2、Part4でのマディ・プライアのボーカルは神秘的であり、楽曲の完成度を高くする。ボーカルも音楽では楽器のひとつであるということをイヤでも認識させられてしまう。DVDのライブでは、CDと同じように淡々としながらも凛として歌い上げるマディ・プライアの姿を見ることができ、感動してしまった。
Incantations
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構成重視なIncantationsの演奏では非常に緊張に満ちた雰囲気があるが、続くTubular Bellsでは非常に和やかな雰囲気。出番の少ないコーラースグループはステージの隅で踊っていたりする。それに演奏前のインターミッションでは客席からステージに向かって紙飛行機が投げられ、ステージが始まる頃にはもうステージの前の方なんて紙飛行機ばかりで床が見えなくなってしまっている。演奏メンバーも飛行機を観客席に向かって投げ返したりして、なにやらアットホームな感じ。
LOCKERというのは体に密着するような衣裳がお好きなようで、マイクも白いジャケット姿なのだけど、パンツが密着気味。お尻がプリプリになってるし、チンコも形が判ってしまうくらいにもっこりになっている。締め付けた方が気合いが入るってことなのだろうか。
何がともあれ、一枚目のディスクは愛聴盤になるでしょう。
ちなみにこの盤は輸入盤になるのだけども、リージョンフリーで普通に再生できます。ただし、字幕がないのでインタビュー(2分強)は何を言っているのかわかりませんが、別段大したことではありません。
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昨日の職場の忘年会で変っていたのは、喫煙者と非喫煙者の席が分けられていたこと。クジで席決めされたのだけど、そのクジを受け取る際に幹事によって判別されていたようだ。非喫煙者は10数名。これまでこのようなことは経験なかったし、どうも初めての試みでもあったらしい。ただし、不思議な事に女性は非喫煙にもかかわらず、すべて喫煙者席にいた。これは一体なんなんだろう? まぁ、非喫煙者はいつも同じ面子ばかりになるということで、毎回は実施されないだろうとは思うんだけど。どっちにしろ事前に非喫煙席にするかどうかの確認はいるな。
喫煙を中断してからの状況は次の通り。
開始日時 2004年 10月 5日 15時 0分
経過時間 1年 2月 18日 5時間 34分経過
吸わなかった煙草 622箱 1本
浮いた煙草代 167953円
(原価 71974円 たばこ税+消費税 95979円)
延びた寿命 25日 22時間 3分
吸わない状態が続いて1年2ヶ月も経ってしまったのだが、いまだ、自分が非喫煙者と云う意識はない。隣で煙草を吸われてもそんなには苦にはならないし、非喫煙者の毒気のなさはやはり面白くないと感じてしまう。さすがに喫煙コーナーは煙草の臭いが酷く、近寄ろうという気にはならないが。
課長が隣に来た時、煙草の火を鍋の火を使って付けようとするので、ライターを差し出したら変な顔をされた。「去年まで煙草を吸ってましたから」というと納得したようだった。銀製のZippoは常に手もとに置いておきたいブツだし、特にこのシーズンは常用しているハクキンカイロの着火には必要不可欠。
とにかく煙草を吸ってはいないけども、非喫煙者という意識は全くないということらしい。
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役場というのは議会が終ると一斉に忘年会シーズンになる。ということで、本日議会閉会で早速、課の忘年会。今日は大雪になるとかという予報だったが、降水がなく、幸いなことに雪にはならなかった。しかし、気温はまったく上がらず、積立預金の集金に来た行員があたしの自宅の近所を通ったらしく、昼過ぎても道路が一部凍結していたので帰りは注意してくださいと彼女からはしきりに念を押された。ちなみに営業で席を訪れるたびに時間に関係なく「お昼ご飯はどうされます(or した)?」と尋ねてくるという変わった子でもある。
昨年までいた部署というのが10人弱という弱小部署で忘年会も本当にこじんまりとしたものだったが、今の部署は40人弱というそこそこの人数がいて、平均年齢も30代半ばくらい。まぁ、騒がしい。
役場に入って一番初めに配属された部署は、アルバイトを含めて100人あまりという役場屈指の大所帯だったが、これは本当に大変だった。そんな数を収容できる会場というと居酒屋はまずありえず、洋式・和式のいずれにしてもホテル・旅館の宴会場しかない。洋式のテーブル宴会ならまだいいのだけども、和式の畳の間の会場だと酔って暴れ回るヤツが出てきて、誰彼となく飛び蹴りなんかしている。まったく洒落になんない。さらに係単位で出し物をしないといけなかったりで、これもなかなかの恐怖だった。
今日の宴会の後半はごく当たり前にビンゴゲーム。ビンゴゲームはそこそこ人数がいないとできず、職場の宴会でやったのは久しぶりだった。40人弱いる中で6番目のビンゴ。こういった課の宴会は毎月徴収されている数千円の会費で行われているので、当然、いいものが当たらないと損。6等の賞品は空気清浄機だった。1等がデジカメ、2等が携帯ゲーム機といった中でいちばん嵩張[かさば]る賞品。幸いにもあたしは酒を呑まず、一次会で帰っちゃうという主義なので原付の荷台にしっかり括り付けて帰りましたよ。空気清浄機は... すでに自宅にあって、使わないということで死蔵しているのがあったりするんですが。持ち帰ってきたのを見て、カミさんも只にしても苦笑いしておりました。
忘年会でやるというのがはっきりしているのが、高校時代のクラス会兼忘年会。4年程前に18年ぶりにやったのが初めてで、今度は2回目。男子校なので野郎ばかりなんだけども、たまにはまぬけ面がどう変わったのかを見るもの好い。これは年末間際の30日の予定。
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マイク・オールドフィールドという人の音楽DVDを2組買った。どちらもライブ物が含まれている。DVDそのものについては後日、あらためて紹介するとして、この人の作品はジャンルとしてはロックになるのだけども一曲が非常に長い。20分というのがザラで、中にはノンストップ60分という交響曲顔負けのものもある。
ライブでも一曲が20分超えのものが演奏されて、楽器もギターからキーボード、管楽器、弦楽器、打楽器と非常に多彩なのだけど、凄いと思ったのは他の人が楽譜を見て演奏しているのにギターのパートは全員、宙で弾いている。ギターも練習用の楽譜があるのを見たことがあるのだけど、演奏では使わないものなのか。音楽のジャンルにもよるかも知れない。ロックコンサートで楽譜を広げているのはなんか想像がつかないけど、クラシックならどんな小品でも楽譜を開けていないと違和感を感じる。
あたしは楽譜が読めない。幼稚園の頃、幼稚園でやっている音楽教室に一時期通わされたことがあったが、どうしても出来ずに半年も行かずに止めてしまった。4歳年下の弟は同じく幼稚園の頃、友達が教わっているのを羨ましがり、自分も習いたいとピアノも買って貰い、中学に入る頃まで毎週、センセが来ていた。その後、中学ではブラスバンドに入り、全国大会では金賞をとったりしたようだ。高校では部長、大学に入ってもワンゲルの片手間に軽音もしてたように思う。中学の音楽のセンセはそら厳しくて、合唱とかしていると突然、「お前だ!」とかといって指を差される。お前、ひとりで歌ってみろ、というので歌うと「どうしてミよりファの方が低いんだよ!!!」と怒鳴られる。音痴なのだから仕方がない。でも、「殴り倒したいが、俺の手がいたいから殴らない。お前なんか、後ろに立ってろ」なんて、散々怒鳴り散らされたものだ。これが普通の授業だったから、部活だと並みじゃなかったと思われる。
楽譜が読めないというのは音階の問題ではない。あれは数字の桁数と同じように、いつも見ていたならすぐに判るようになるはずだ。あたしも仕事柄、数字は12桁くらいならすぐに読めるようになってしまった。問題は、何分の何拍子というリズムのこと。あれがどうしても判らない。3分の1拍子とはなんぞや、なのである。リズムとスピードの違いは判るけども、リズムがどうやって図られるのかは今だに謎であり、だから楽譜も読めない。楽典というのをひもといたことがあったけども、それでもさっぱり。
楽譜が判ると大抵の楽曲の再現が可能になると思うが、歌姫と呼ばれるような人はそんなものとは無関係なんだろうな。知り合いの女の子に歌姫と呼んでもいいような子がいた。(ちなみにこのチラシをデザインした子である) 本人も歌手になりたいと言っていたのだが、今は普通の専業主婦をしているはずである。とにかく声が通って、音程が狂わない。しかもカラオケにいって初めて聞くような歌でも見事に歌い上げる。こういうのを見ていると歌うのも才能だと本当に思う。
あたしにとって音楽は近くて遠きにあるものであります。
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昨日、朝起きると頭が重く、痛い。足もともどうもはっきりしないということで、一日休んだのだけど、さすがにゆっくりできないし、今日は仕事にでる。やはり頭が重い。他人と話をしててもまったく内容が頭に入ってこない。歩くと足もとがおぼつかない。体調悪しなのだけども、決済の持ち回りで庁内をうろうろ。終いには熱があるのか汗びっしょりになってしまう。
実は昨日は下の子の5歳の誕生日だったのだが、ケーキなし。それではやっぱり可哀相なので、仕事の帰りにケーキ屋に寄ってクリームケーキを買う。直径15cmが最小サイズで2500円(税別)。ケーキって高いのね。びっくりした。子供はとても喜んでロウソクを消して、しっかり1/3を一気に平らげた。あたしはそれよりも少し少ないくらいを食べたのだけど、あまりの甘さに一気に腹が太ってしまった。ケーキは嫌いではないんだけど、今日はもういらない。そういえば最近はブラックコーヒーを飲み慣れているので、先日、普通の缶コーヒーを久しぶりに飲んで吐きそうになってしまった。缶コーヒーがあんなに甘いものだとは思ってなかっただよ。
ということで、徒然書いて、今から寝ます。ただ今、20時15分前。
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広い記事を希望しなかったのですが、ネットでキリとかをプレゼントしなかったようです
プレゼントを"3万"に読み替えて、気に留めておいてください
心よりお待ちしたかったの?
フタキンSkywalkerは、ダメなどをトライしなかった
今度は30,00のキリ番です
と、フタキンSkywalkerが思ってるの。
*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。
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暗いテーマが続くけども、今日は『アサヒグラフ 1952年8月6日号』。ヤフオクを見ると丁度出品があったので落札した。落札価格は開始値の800円(+送料180円)。
この号のアサヒグラフの特集は「原爆被害の初公開」ということで原爆投下後7年目にして、惨劇を写し撮られた写真が初めて一般に公開されることになる。GHQの検閲によって、それまでは写真はもとより文章に至っても、ヒロシマ・ナガサキについて詳細に触れることができなかった。この年、日本の主権回復が行われ、公開に至ったのである。
当時のアサヒグラフはB4サイズで26p。現在の雑誌が大きくてもA4なので、妙に大きく、そして薄っぺらいという印象を受ける。本棚に並べて置けるような代物でないし、比較的折れの少ない状態での保管はどの様に行ったのか気になるところである。初めから箱づめにでもしていたのだろうか。中はすべてモノクロ。広島の平和大橋で撮られた表紙は、発行当初の第一刷ではカラーだったようだが、増刷時は単色にしたらしい。この号の発行部数は計70万部と言われている。定価40円。
26枚の写真が掲載されているが、今ではいずれも有名になったものばかりで、両市の資料館に行ったことがあれば見覚えのあるものに違いない。しかし、何度、目にしても痛ましい写真でこのような雑誌で公開されたとなると、かなりの反響をよんだはずである。発行部数がそれを語っている。当時の人はこれを見てどのように感じたのだろうか。
時代を感じるものとして、誌面の最後の方にしりとり川柳というコーナーがある。それを紹介。
原爆に死し戦犯を指差さず 授かりの命7年持ちこたえ 絶え果てるまで人間と原ばくと 狗屠笑う写真の人に似しカオで お手附けば二枚返しと睨合い 挨拶に八月六日遠くなり |
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積雪はないけども寒い一日だった。近隣の市町村は積雪があったようだが、当地では朝のうちは昨日の雨が凍っていたくらいだったらしい。
気象庁のサイトを見ると最高気温が4.5度、最低気温が-0.5度。本当に寒いところと比べると寒いうちには入らないんだろうけど、普段はそんなに寒くないところだと暖房機器も中途半端で、そのあたりにあるヒーターをつけた程度だと足の方から底冷えして、どうにもならない。
今日は特に日中から布団に潜り込んでしまっていた。布団に入っていれば大抵の寒さは凌ぐことができる。これから布団で過ごす時間が多くなるのだろうか... ちなみにあたしの仲人さんは学生時代を札幌で過ごしたのだけど、酔っぱらって下宿に帰って朝起きると、布団の下に霜柱が立って、床から数センチ持ち上げられていたことがあったそうな。
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以前に広島市役所の編さん・発行の『広島原爆戦災誌 全五巻』(71)を入手した。広島市はお隣の街でそれなりに近い関係もあるのだが(当地からもきのこ雲が見えたと云う話もある)、長崎では母方の親類が死ぬことはなかったものの造船所で被爆したという。今回は長崎市役所編さん・長崎国際文化会館発行の『長崎原爆戦災誌 全五巻』(77-85)を購入する。長崎県内の古書店からの購入で、42,000円(税込)。
長崎市の戦災誌の着手は昭和48年7月、広島市が『広島原爆戦災誌』を発行した翌年のことである。それ以降、
昭和52年3月31日
第一巻 総説編 (640p)
昭和54年3月31日
第二巻 地域編 (930p)
昭和58年3月31日
第五巻 資料編 (958p)
昭和59年3月31日
第四巻 学術編 (500p)
昭和60年3月30日
第三巻 続・地域編 終戦前後編 (835p)
といった順序で、8年間に渡って総計3863ページの資料を順次配布を行ってきたようである。送られてきた書籍の函のよごれ具合が各巻で差が激しく、どうしてだろうと思ったのだが、このような理由があったようだ。
当初、『長崎原爆戦災誌』は全四巻の発行予定で「第一巻総説編、第二巻地域編(その一)、第三巻地域編(その二)、第四巻学術・資料編」とするものだった(第一巻凡例より)が、広島市のような一括しての配本ではなく、少しでも早く世の中に出そうと編さんの完成したものから順次発行するという方法をとったため、巻数・構成ともに途中で変更が生じたと思われる。
書籍の装丁は、広島市のものが革背表紙のクロス表紙(緻密な細布にコーティングを施した、水に濡らすとドロドロになってしまううタイプのもの。表紙にある図象は広島市章)に天に金箔だったが、長崎市のものでは革背表紙で表紙は織物クロスという作りになっている。薄手の紙を使った広島市に対して、長崎市はやや厚手のものを使用しているが金箔は施されていない。ともに緑色の表紙で似たような印象になっている。
長崎市の戦災誌で特にユニークなのは第四巻学術編である。この巻では、原子爆弾の物理的破壊、原子爆弾の人体に対する障害、原爆の社会生活への影響、原爆被災の調査研究といった内容で、数式・表が多く用いられていることから唯一横書き編集となっている。
なお長崎市は今年度から二か年計画で28年ぶりに戦災誌の第一巻総説編の改訂を行っているという。
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古書店に発注していた『広島原爆デジタルアトラス』が送られてくる。CD-ROM付きなのだが、未開封。どうやら新古品らしい。価格に関する記述は全くない。購入価格は2000円(+送料290円)。
広島原爆デジタルアトラス 竹崎嘉彦・祖田亮次 著 総合地誌研 研究叢書38 |
この書籍は著者の竹崎さんが広島大学社会人特別選抜制度の文学部地理学修士課程の成果として研究室助手の祖田さんと著したものらしい。竹崎さんの本業は「中国書店」という地図専門店で、被爆二世ということもあり、非常に身近な事柄の研究だったようだ。GISをつかった研究ということでGIS Community Forum 2004というサイトで紹介されており、ここでは発表資料も入手できる。この資料を見た限りではなかなか期待できそうなものだったんだが...
フタを開けてみると、現在、原爆被害に関する地図・航空写真を始めとして色んな資料を集めてGIS(Geographical Information System:地理情報システム)を使って、被害状況の分析に取り掛かったところです。というような研究紹介の論文でありました。研究の成果はまったく掲載されておりません。
実を言うとこういった地図データを用いての研究がこれまで行われていなかったのが不思議で仕方がない。民間の技術を用いれば非常に容易いような気もするのだが、大学の研究者の間では専門分野の関係もあってこれまで着手されることがなかったのだろうか。確かにこういった原爆の被害状況がどの学科で取り扱われるべきなのか判断がつかなかったりする。竹崎さんは文学部修士課程を経て原爆放射線医科学研究所放射線システム医学研究部門放射線分子疫学研究分野の助手として、このデジタル地理情報を進めているという。結局、日本の大学では未知の分野といってもいいのかもしれない。
ということで、少なからず落胆をしてしまったのですが、竹崎さんには次の本格的な成果報告を期待させていただきたいと思います。
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うちの新卒のアルバイト君の言葉。「今の自分の自由になるお金の額が減るのは許せない。結婚したら、絶対、嫁に働かせる。パートでもいいから、強引にでも働かせる」
あたしもいらんこと言いだから「そんなことを言っているようだと、結婚なんてできないよ」とかと言ってしまった。
あたしは差別主義者である。すべての人間が平等なんて馬鹿げた妄想であると思うし、各々の長所短所を見極めて、それなりに似合ってやればいいと思っている。主夫もいてもいいと思うけど、子供の面倒を見るのは女性が得意な訳だし、必ずしもとは言わないが男が外での働き手・稼ぎ手になるというのは非常に高い可能性を持っているし、そういう意味では覚悟しておくのが必然的であるとあえて言う。因習に捕らわれ過ぎと言われるかも知れないが、こう思っておかなければ、家庭など持てるものではない。
彼が特異な意見を持っているのだろうか。聞えてきた話だけのことだから、何ともいえないけども、もしかすると家事も育児もすべて夫婦で分担するという前提の話なのかもしれない。しかし、これまで「結婚したら嫁は仕事をやめて家にいるべき」という意見はよく耳にしてきたし、そうした知り合いもいたのだけど、先のような意見はかつて一度も聞いたことがなかった。最近の若い人たちの中にはこのように考えている者が増えてきているのかもしれない。何れにせよ、理解に苦しむ。
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寒くなって久しい。すでに毎日、作業服の上着を着っぱなしの状態。事務服が廃止になったので作業服の支給は、本当に有り難い。
着ている作業服はとにかくポケットばかり。両胸に大きなボタンカバータイプのポケットがあって、左胸にはさらにその上にジッパーで閉じられるポケットがある。そして、普通に手をつっこめるようなポケット。左の二の腕にはボタンカバーの小さなポケットとペン差しポケット。女性が男性服を見て一番羨ましがるのは、このポケットについてだ。ズボンについても、いくつかポケットがついていなければ穿けたものではないと思うのだが、女性のスカートにはポケットがない場合が多く、大変だろうと思う。ま、確かにポケットがあってポケットの膨らんでいるようなスカートは見た目にいいとは感じないのだが、ハンカチくらいは携えておきたいだろうと思う。
そんなポケットばかりの作業服なのだが、勘の狂うことがひとつあって、内ポケットがないのだ。ジャケットの内ポケットというのはシャツの胸ポケットより使う頻度が高いような気がする。容量があって、さらに深さがあるというのが安心で、特に大切なものは無意識のうちに内ポケットに突っ込んでいることが多い。内ポケットがない作業服を着ていて、無意識のうち、無い内ポケットを探っていることが日に何度かある。
当たり前のようについている男性用の上着の内ポケットが存在しないのは、これも安全の為なんだろうか。夏服はまだ袖を通していないが、通常、金属製のファスナーやボタンがすべてプラスチック製。これも凄い。技術屋の世界は謎ばかりである。
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もう先週末の話になるのだけど、市内電車、いわゆるチンチン電車が人身事故を起した。職場から数百メートルというほぼ市内の中心地。自転車に乗った大学生が信号無視し、電車に轢かれたらしい。
電車を見ると車高がとにかく低い。しかも電車の前面には地面から10cmくらいのところまでガードがあって、これに巻き込まれるとなるとただでは済まないと思われる。実際に轢かれた体を電車の下から出すために、クレーン車で車両を引きあげるという作業を行ったらしい。また作業するにあたって全電車を数時間停める必要もあったという。
街中での凄惨な光景。我々は常に死と隣り合わせにあることを思い出す。
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きのうは心みたいな訪問しなかったよ。
フタキンSkywalkerがO-Maruは希望♪
O-Maruは記事もプレゼントするはずだった。
*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。
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みずほ証券のジェイコム株の誤発注事件について、キャンセル処理を受け付けなかった東証のシステムの問題もあり、みずほ証券が東証に対して損害賠償をもとめることもあるという話で、報道ステーションの古舘はさらにシステム開発元に対しても賠償を求めるべきといったような発言をしていた。開発元は富士通のようなのだけど、富士通に瑕疵があったとして、損害賠償を求められるのかどうか。
これまでに9年ほど業務システムの改造・新規開発に携っていたのだけど、電算システム業務のウエイトは次のような感じだ。仕様設定に対するウエイトは3から4、そして、システム検証に対するウエイトは7から6ということになる。使い勝手のよい仕様設定はたしかに大事ではあるが、それは二の次であり、まずはシステムが正常に稼働するということが大前提になる。使い勝手が多少悪くてもきちんと動いていれば、まずはOKなのだ。システムは動くことが当たり前で、きちんと動かなければ、「ただの箱」といわれる電源の入っていないPCより価値はない。プログラムは誤りを起す人間の作るもの。バグは絶対に存在する。それを潰して使えるものにするのが、システム担当者の重要な仕事である。
新規開発で仕様決定は何十人が参加していても、最終的な検証、バグつぶしは数人での作業になる。人数が多くいれば緻密に素早くできるという訳でなく、チェックすべきポイントを押さえてテストパターンを考えられるだけ作成し、さらに処理フローに沿ってシステムを動かして、欠陥を見つけ出す。一度はこの手の作業を2ヶ月間、事務所とは別室で缶詰状態で土日なしでやったことがある。バグレポートが10cmくらいの厚さになって、ようやくシステムの完成を見ることになったのだけど、「動いて当たり前」という言葉はやはり厳しい。
そんな経験をしているので、運用中に問題が生じた場合は委託先には早急に対応して貰うということになるのだけども、もちろん欠陥を見落としたテスターであるあたしの責任という感覚が強い。検証も開発委託先がすべてやってくれれば本当に楽だけど、幾つかのソフトハウスと関ってきたが、そういうところはなかったなぁ。
システム開発の富士通の株価がさっそく落ちてきているようだけども、東証のシステム担当者のスキル不足もかなりのものじゃないかと思う。
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15,000番目、20,000番目、25,000番目に訪問された方にプレゼントをしようと思っていたのですが、いずれもダメだったようです。4度目のトライで、今度は30,000のキリ番です。
プレゼントを希望される方はこの記事の "1万5千" を "3万" に読み替えて、気に留めておいてください。心よりお待ちしております。
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昨日、古書店に注文をかけたのだけど、メール連絡があって、在庫ありますということだった。物が着いたらまた報告します。
それにしても古書店のやり方というのは、通常のネット通販とやり方が違うので戸惑ってしまう。ネットで販売書籍の一覧を出していて、それを見て注文するのだけど、多くの書店が在庫があれば即発送処理に入る。こちらとしては、送料とかの確認をしたい場合もあったりするのだが、お構いなしに、今日発送するので同封の郵便振替用紙で振り込んでくれというような塩梅だ。すぐさま、ストップのメールを送るというのもありかもしれないが、面倒なのでそのまま購入している。
しかも1万円未満の取り引きなら初めての場合でもたいていが後払い。オークションであるとか大手ネット通販会社なら、前払かカード支払いが普通なので勘が狂ってしまう。後払いは手続きの面倒さで、支払いを送らせてしまいそうで非常に怖い。そういう意味ではトラブルに巻き込まれると損をすることになるのだが、前払いの方が気分が楽だったりする。
とは言え、信用ありきの後払いは、この世知辛い世の中、なんだかほっとするものであったりもする。古本屋の流儀というより、これが昔からの日本のやり方なんだろうなぁ。
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古本屋のサイトを見ていると興味深いものが見つかった。デジタルアトラスのひとつで、H13年発行のものらしい。売値は2000円という、おそらく内容にしては非常に廉価なもののような気がしたので、早速注文をかけておいた。ただし、週末は営業をしていないということで、在庫の有無が判らない。在庫があれば嬉しいんだが。
内容の詳細を知ろうとGoogleで検索してもほとんど引っかからない。数件ヒットしてもそんなに詳しく判らない。定価さえも不詳。余程マイナーな存在のようだ。しかし、数年前にようやく製作されたというのが意外だった。今となってはあまり専門家がいないということなのだろうか。
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みずほ証券がジェイコム株を売り出す際、1株61万円を1円61万株として処理を行い、300億円以上の損失を出すという事件なのだが、長らくシステム構築に携ってきた人間としては、こういうことが起こってもまったく不思議でない。逆に今まで起らなかった方が不思議だという感じだ。
システムを構築する際には、あたしが携ったシステムについては、入力されるデータについてどんな値でも素通しで入力できるのではなく、可能な限りシステム側でチェックする機構を設けてきた。とにかく人間とは誤りを犯すというのが前提であり、それをシステムで補おうという発想である。
システムで入力データをチェックする場合、データの想定範囲を設定するのが基本である。ある範囲以外のデータが入力された場合は、エラーにして弾く(登録拒否する)という事なのだが、これがまた一筋縄でいかないものであって、通常では考えられないデータを登録しないといけない場合もあったりする。つまり、システムの判断だけでOK・NGを決定できず、警告を発してオペレータに確認を促してから、登録実行を行わせるという手順がどうしても必要になる。
例外的データを登録する際、2回3回の確認を促すメッセージを表示したうえで、処理が進むようにしたりするのだが、実はこれらのメッセージが完全に注意され、読まれているかというと非常に怪しい。実際に訳の判らないデータを入れられて、直接データを修正するということを何度か行ったことがある。システムが親切で頻繁に警告等を発する場合、段々それをオペレータが見なくなってしまうという傾向もあるのだ。システムにあまりにもチェックを頼るとエラー警告が当然のようになり、警告が警告でない手順のひとつになってしまい、結果的にエラーが見逃されてしまう。システム構築側がよかれと思ってやったことが徒[あだ]になることも少なくない。
今回も何度となく発せられた警告がすべて無視され、処理されたと云う。システム構築も処理機能だけでなく、インターフェイス面からのオペレータの心理研究を本格的に行う必要がありそうだ。
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不愉快なことがあれば、眠るに限る。起きた頃には多少は忘れて、腹の虫も治まっているものだ。
ということで、今日は早いが今(20時15分)から寝る。
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新年度予算査定のため、財政の担当者と一緒にうちの部署が行う事業箇所を回る。技術屋さんが案内してくれたのだけど、堪らないと云うわけではないが、まぁ、寒かった。ほとんどの者が作業服の上着の上に防寒服をきて、それでも寒いと言っていたが、あたしは途中で防寒服を脱いで上着だけ。それで十分で、しかも海岸線の箇所では強風なんてなんとも気持ちよく、しばらくそこでぼーっとしたいくらいだったのだ。
昨夜はカミさんが風呂を沸かしていなかったのでシャワーを浴びる。浴室から出てすぐは寒いのだけど、体を拭くと耐えられないくらいではない。
まぁ、事務所に帰ると頭が痛くって仕方ない。今も痛い。あたしも人間だから当然なのかもしれない。
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ヒトラーについての記録映画のDVD-BOXがあるというので取り寄せた。『アドルフの野望』である。発売済みのDVD3枚をひとつのセットにして売り出したもののよう。BOXで購入すると2枚分の価格で3枚が購入できるということになるようだ。
アドルフの野望 ヒトラー家の人々(05) |
各作品の詳細はあらためて触れるとして、ヒトラーに関することはやはり興味深い。ヒトラーの思想のこと、そして、群衆を導くためにとったスタイルのこと、そしてヒトラーについて行った群衆のこと。悪夢のような歴史のひとコマであるが、紛れもなく実際にあったことである。人間の弱い面が極端な形で集約されてしまった10数年だったように思う。
盲目的に熱狂的に迎えられるものは実は非常に怪しい。そういう教訓がヒトラーに纏わることから第一に与えられるものだが、やはり忘れられてしまう、もしくは知られていない、ようだ。
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今日は小雨が降っていたのだけど、昨日は雪だった。天気予報では明け方から雪ということで、積雪になるのかしらんと思っていたら、早朝は降っておらず、午前中、小雪が吹雪くという感じだった。当地で積雪になるのは年に2回程度。しかも、夜半からの雪でないと積らない。そして、たいていお昼には雪が融ける。
太平洋岸では更に南の地方でも降雨が多いことからかなりの積雪になることが多いが、当地のような瀬戸内では地中海気候ということもあって、温暖なうえに少雨で積雪は極めて珍しい。夏の渇水さえなければ、とにかく過ごしやすいところだ。
昨日の朝は3度くらいに冷え込んで、バイク通勤にハクキンカイロ2個が活躍。ひとつはカイロベルトで腰、そしてもう一つはシャツの胸ポケット。ポケットのカイロは熱さを感じるのだけど、腰のカイロはあるのかないのか判らないという感じになってしまった。職場について外すとそこそこ温かいのに、通勤途中は腰回りがよほど冷えるのだろうか。
小学生の頃はもっと寒かったように思う。朝、家を出るのが今より1時間くらい早かったというのもあるだろうけど、毎日、道路の水たまり(未舗装だった)の氷を割り、水のない窪みに棄てられた煉炭の燃えカスを踏んで崩すのが、冬の一日の始まりだった。都市化や温暖化で2、3度は気温が上がっている。30数年前から霜柱は見たことがなかったけど、たぶん、これからも見ることがなさそうな気がする。
初雪といっても一時のもので暖房のきいた室内にいると単なる風景にしか過ぎない。雪国に住む人たちの苦労が労しい。
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非常に有り難かった
それにしてもプレゼント用の部屋においても似合わないから、自分的には無理という諦めの境地を切り拓いてくれるプレゼントこそが有意義になってくる
となると嬉しいという者が多数を占めるのである
とか書いてみるの♪
*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。
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同じようなことを感じている人がそこそこいたので一安心。
安藤美姫という人については昨日のニュースで初めて知った。こういう人が今、注目を浴びているのか。この人によく似た女の子が以前、臨時で働いていた。もっと面長で、係が違うこともあって話すことはほとんどなかったのだけど、目が合うとトギとしたものだ。
眞鍋かをりはブログの女王とかって言われているようだけど、そんなに面白いか? たまに覗いてみるけども差し障りのない日記じゃないか。ブログが面白いというより、彼女のファンが多いという事か。
彼女ら系の特徴は目だろうなぁ。あのどちらかというとアイシャドウの似合うような目。決して顔立ちの整った美人さんとは言えず、まぁ、そのあたりに居そうなお姉ぇさんなのだけども、目で殺されてしまうようなところがある。
眞鍋は事あることに当地を地元といっているけども、彼女の里と一緒にして欲しくない。あそこ出身の知り合いは何人もいるけども皆、変人ばかりだ。市町村合併でようやく隣町になったのだけど、その前は隣の隣のその隣という感じだったんだから。
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乾燥した季節になってしまった。自宅にいる時はそうでもないのだけど、職場にいる時は唇が乾燥しまくってバリバリになる。バリバリになって下手をすると血まで出てしまうので、リップクリームを使わなくてはならなくなる。買い物に行くというカミさんに頼むとこんなのを買ってくる。前に買った時もカミさんに頼んだのかもしれない。職場の机にある去年のものと同じ銘柄だからだ。まだ8mmくらい残っているので、そちらを使い切ってから新しいものを使うつもりだ。
それにしても男がリップを塗ると云うのは、唇荒れを防ぐためといえどなんだか気恥ずかしいものがある。クリームを一通り塗った後はやはり唇をあわせて伸ばす必要がある。こういう仕草は恥ずかしい。トイレでやってもいいのだろうけど、こちらの方がさらにヤらしいという気がする。また、このリップというのはウォーターと銘柄にある通り保湿も良い。それが効能としては非常に重要なのだけど、これもまた恥ずかしい。斜め前の女の子がリップクリームなのか口紅なのかよく判らないけども、唇をいつも光らせていて、オジさんにはとてもヤらしく見えてしまうのだ。
そしてハクキンカイロ(ハンディーウォーマー)の火口を注文していたのが着く。3000円以上が送料無料になるということなので、6個ばかりまとめ買いしておいた。去年まで近所のドラッグストアで見かけていたのだけど、今年はベンジンしか置いてなかったものだから。先日、余ったハンディウォーマーを買取ってもらった隣の同僚にも尋ねて、要るようだったらまたいくつか買取ってらうつもり。
明日の朝は当地も雪だそうだ。カイロ(2個)やらリップクリームがフルに活躍しそう。
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この夏公開された映画オリヴァー・ヒルシュビーゲル『ヒトラー 最後の12日間』(04)の原作となっているトラウデル・ユンゲの『私はヒトラーの秘書だった』をようやく読了する。思わぬことからヒトラーの秘書になってしまった女性の、ヒトラーの死までの2年間半の秘書生活を記したものである。映画は未見だがブルーノ・ガンツがヒトラーを演じているということもあり、来年1月に発売されるDVDは購入の予定。
私はヒトラーの秘書だった トラウデル・ユンゲ(著) 足立ラーべ加代・高島市子(翻訳) |
読み終えて虚脱感。ヒトラーの行ってきたことは、まぁ、言ってしまえば極悪なことなのだが、日常的にも極悪とは思っていなかったものの、それにしてもまったく何もないということに対して「はぁ...」としかいいようがない。
映画は最後の12日間と云うことで、死期が近付いたのを知ったヒトラーがすべての判断を行うことを停止してしまった頃のことがメインに描かれていると思われる。近辺の者に毒物を配布し、部屋に引きこもる。一方、ラジオ放送は総統は今も勝利に向けて指揮を行っていると国民に知らせ続けている。
作戦会議に出席するわけでもない秘書はヒトラーが何をしているのかまったくしらず、紳士的で、カリスマ性を持った人間であるとしか見ていない。ただ空爆がひどくなり、敗戦が間違いないと感じられる頃には「この人が死ねば戦争が終るのに...」と思ったりするのだが。
ヒトラーの秘書をしていたということでユンゲは戦後苦悩するが、それは十分に理解できることなのだが、この記録を読んでなにかを見いだせといわれても、困ったことに何もない。どうしてなのか自分でもよく判らない。
ヒトラー ~最期の12日間~ スペシャル・エディション 監督: オリヴァー・ヒルシュビーゲル |
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記事 蔵書票/ささおかあやこ「みつめる夜 1&2」(05)で、蔵書票を作って頂いたそろり文庫のささおかさんに2006年度用の蔵書票を作製依頼した。票に年度を入れることによって、購入時期が判ったり、また色んな図柄の蔵書票をコレクションすることになる。依頼主からすると非常に贅沢な趣向なのだが、如何せん、製作枚数が一年分ということであり小枚数となってしまい、ささおかさんには手間ばかりという非常に迷惑をお掛けすることになる。本当に申し訳ないと思っている。
本当は年末までに作って貰うつもりでいたのだけど、遅れに遅れて依頼したのが数日前。当然、年内の完成は無理で年明けの1月中には作って頂けるということなので、早速お願いをした。Maxでもう2ヶ月。とにかく出来が楽しみだ。
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14年ぶりの筆記試験はさすがのあたしも疲れた。マークシート30問、記述問題2問、そして小論文という内容。後日、面接試験がある。
結局、事前の勉強というのはまったくしておらず、ぶっつけ本場の受験になった。マークシートは法律・職場対応・統計読取・文章読解・自治体の政策等のもので5択選択。いずれも設問が長文であり、試験時間が1時間半という長時間なものの、なかなかのやり甲斐のあるものだった。はっきり言ってできているのかできていないのかまったく判断がつかない。当るも八卦当らぬも八卦という占いのような心境である。
記述問題は○○について書けというような形式の設問について自由記述するもの。30分の試験時間だったが、10分くらいで書上げて早々に試験会場を出た。一回書くと見直して書き直すという気にはならない。書き直すとすると会議室によくある長机でやっているので、消ゴムの振動がそのまま伝わり、隣の人にも迷惑がかかる。とにかく面倒なので、とっとと書上げて、とっとと出ていってやった。お昼からは小論文で1時間半の持ち時間。400字詰原稿用紙3枚以内ということなので、8割方の2枚半を1時間弱で書上げて、これまたとっとと出ていった。出ながら、他の受験者の具合を見てみると、大抵が1枚から1枚半という進捗だった。まぁ、文章に関しては拙い内容ながらも、毎日、こうやって書いていたりするので慣れており、そこいらの人よりも書く早さだけは断トツに早いはずである。
長い文章をペンを使って書くというのは本当に久しぶりで疲れた。昔はペンダコができていたものだが、今は全くない。指に対する負担が強く、30分強も書いていると本当に指が痛くなる。そしてもっと問題なのはあらかじめ想像は出来ていたのだが、漢字が書けないということ。ごく普通の中学生でも使いこなしているような熟語が漢字で出てこないものだから、書ける漢字を用いた表現をひたすら探す。情けのないことに今日はボキャブラリとの戦いでもあった。それで書ける漢字といったら簡単なものばかりだから、表現がひたすら拙くなる。走り書きの汚い字に、稚拙な表現。誠に情けのない状態だった。そして、統計関係の問題では簡単な計算が必要な訳なのだが、これも出来ない。基礎力の試験かよ、と思ってしまった。現状はほとんどPCを使って業務している訳だし、現状に即したスタイルで試験をしてもらいたいと思うのだが、現実はそうもいかない。
大会議室いっぱいの状態での試験だったが、一般事務方だけでも200人強の受験者。競争率は7倍弱ということらしい。どうなることやら。まぁ、まったく事前勉強していないので、結果が不合格でも落胆はしないけどね。たまにはこういうのを体験するのも刺激になってよろしいですわ。
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昨日は肩凝りがひどく首を回せなくなってしまった。仕事してて頭を動かすと首と肩に激痛が走る。仕方がないので、若い男の子に肩を少し揉んでもらう。肩に触るや否や「この堅さはなんですかっ!!!!」と驚きの声をあげられてしまった。
風邪を引いているということもあり、本日は休ませてもらう。夕方までそのままずーっと寝ていた。夕方過ぎて起きているのだけども、なんか寒気がする。カミさんは行きつけの歯医者に大きな総合病院の歯科を紹介されて、親不知の抜糸手術をしたとのことで、疲れたのか7時位に床に就いてしまった。あたしは朝から何も食べていなかったので、袋ラーメン一袋と餅3個を食す。
明日は昇任試験。all or nothingなあたしは、今回はまったく手付かずの状態。ま、参加することに意義があると云うオリンピック状態。人生は長いんだから気にしない。
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