5人の巨匠 Five Great Masters of Motion Picture(1990.5 - 9)
映画好きの常連連中の中にはセミプロがいたりする。新宿の西早稲田にACTミニシアターという50席ほどの名画座がある(あった?)のだが、ここでスタッフをしていたと云う人がUターンしてきていた。どうやら家業を手伝わないといけないらしく、やむを得ず戻ってきたのだが、戻るからには地元に必ず映画館を作るのだという。まずは実績を作らないといけないということで、有志で上映団体を結成することになる。映画館の常連の一部が、こちらにも携わることになった。主催は当時30過ぎのニィちゃんだった。
会場は当地にあるラフォーレ原宿の支店のミュージアム。ラフォーレの運営室が文化活動を進めるためにミュージアムを無料で貸し出すということをしていたが、それもなかなかうまく行かず、この頃にはすでに有料化していたように思う。ここの某スタッフには学生時代から何かにつけてかわいがられていて、映画関係のイベントがあった時にはお声がかかったり、さらには打ち上げにもただでしら~と呼んでくれていたりした。会場としては知名度的にも申し分なく、他に適当なところは見当たらなかった。
映画館を作るという希望とともに、まず企画されたのが「5人の巨匠」という5回シリーズもの。ここの上映団体では5本毎にシリーズ化し、それに伴いパンフレットも作ることになった。パンフレットの製作担当はあたしで、チラシは当時20歳過ぎの女の子。見れば一目了然で感性が全く異なる。お互いの領分に口出しをすると収拾がつかなくなるので、ともに批評は避けていた。表向きは随分とアンバランスであったが、内部もまたアンバランスなところが少なからずあった。
パンフレットの表紙の写真はオルフェの監督であるジャン・コクトーのポートレート。表紙にできるような写真がないものかと、書店で写真集を漁っているとポートレートばかり集めた写真集にコクトーのものがあった。さっそくその写真集を購入し、印刷に回すべく、ページにそのままはさみをいれた。ちなみにこのパンフレットの印刷は印刷業をやっているハハを通して、印刷屋に依頼したのだが、印刷屋の卸値でやってもらう代りに、あたしがトンボを切ったりしてそのまま印刷屋に持ち込める状態の版下をすべて作った。いつも締め切り前はひとりで徹夜だった。サイズはA5である。
5人の巨匠 上映作品
オルフェ
忘れられた人々
カビリアの夜
処女の泉
どん底
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コメント
こんにちは。
大道芸観覧レポートという写真ブログをつくっています。
「カビリアの夜」の昔の広告もとりあげました。
よかったら、寄ってみてください。
http://blogs.yahoo.co.jp/kemukemu23611
投稿: kemukemu | 2007.01.07 21:19
初めまして。
さっそく、ブログ拝見させて頂きました。昔の広告にはなんとも云えぬ色気がありますね。現在のものは形は整っているのですが、面白味がない。
大道芸ですが地方に居ると見ることはまったくありません。ストリートライブは本当に娯しそうですね。
投稿: O-Maru | 2007.01.08 22:20