有明公園
昨日、紹介した堀割は自治体のサイトを調べてみると、どうやら10年程前に整備されたようだ。
大間地区の集落を貫流する国近川沿い一帯で、川岸には家ごとの洗い場(「くみじ」という。)が作られ、かつてはそこで顔や野菜などを洗っていました。盆にはこの地区独特の伝統火祭り行事として、川に浮かべた麦わらに火をつけ祖霊を迎える迎え火、また送り火が行われています。このように、川が地区の人々の生活に密着した場となっており、国近川の残された自然環境を高めつつ、地区住民や泉のエリアを散策する人たちの休憩、語らいの場となっています |
火祭りというのはこの近辺ではまったく聞いたことがなく、珍しい。独自の文化を作っているようで非常に興味深い。
さらにこちらのサイトによると、
有明泉は「泉」とはいうものの、川底から湧出しているため外観は「川」そのもので、有明橋たもとに立てられている看板には、「隅田川」「大間川」「泉川」とも呼んできたと書かれています。また松前町誌には「大間川泉」と記されているとか。
有明橋下流は松前町によって「有明泉公園」として整備され、両側を民家に挟まれた景観は倉敷の街並みを連想させ、水際には「クミジ」とよばれる洗い場が家ごとにあり、暮らしの水として地域の人に利用されている様子が伺えます。 整備されていない有明橋上流が「有明泉」で、川底にはコウホネがびっしり繁殖しています。魚も多く、ニシキゴイも放流されているため、時には川全体が「魚でごったがえしている」ように見える時もあるほどです。 予備知識を仕入れていなければ、この場所を「泉」と認識することは出来ないくらい日常のありふれた二面コンクリート河川の風景そのものの「泉」です。 |
とのこと。現場を見ただけでは判らないことは幾らでもあるようです。
自治体の整備についてだけども、いかにもという感じで正直言って好ましくない。また明るい色のブロック舗装は落着きを殺してしまうもので、あたしには残念ながら悪趣味としか思えない。
| 固定リンク
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 起き上がりムンクは絶品(2013.04.30)
- 「怪談の日」制定(2012.06.22)
- 二玄社編集部 編「大書源」(07)(2010.05.02)
- フジテレビ開局50周年記念ドラマ特別企画 黒部の太陽(2009.03.22)
- リバーダンス(2008.05.14)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 秋祭り(2007.10.07)
- 柳田邦男『空白の天気図』(75)(2007.06.09)
- 鬼海弘雄『印度や月山』(99)(2007.04.30)
- つげ義春『貧困旅行記』(91)(2007.04.11)
- 鬼海弘雄『東京迷路 Tokyo Labyrinth』(99)(2007.03.19)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント