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2005.10.09

有明公園

 昨日、紹介した堀割自治体のサイトを調べてみると、どうやら10年程前に整備されたようだ。

 大間地区の集落を貫流する国近川沿い一帯で、川岸には家ごとの洗い場(「くみじ」という。)が作られ、かつてはそこで顔や野菜などを洗っていました。盆にはこの地区独特の伝統火祭り行事として、川に浮かべた麦わらに火をつけ祖霊を迎える迎え火、また送り火が行われています。このように、川が地区の人々の生活に密着した場となっており、国近川の残された自然環境を高めつつ、地区住民や泉のエリアを散策する人たちの休憩、語らいの場となっています

 火祭りというのはこの近辺ではまったく聞いたことがなく、珍しい。独自の文化を作っているようで非常に興味深い。

 さらにこちらのサイトによると、

有明泉は「泉」とはいうものの、川底から湧出しているため外観は「川」そのもので、有明橋たもとに立てられている看板には、「隅田川」「大間川」「泉川」とも呼んできたと書かれています。また松前町誌には「大間川泉」と記されているとか。

 有明橋下流は松前町によって「有明泉公園」として整備され、両側を民家に挟まれた景観は倉敷の街並みを連想させ、水際には「クミジ」とよばれる洗い場が家ごとにあり、暮らしの水として地域の人に利用されている様子が伺えます。

 整備されていない有明橋上流が「有明泉」で、川底にはコウホネがびっしり繁殖しています。魚も多く、ニシキゴイも放流されているため、時には川全体が「魚でごったがえしている」ように見える時もあるほどです。

 予備知識を仕入れていなければ、この場所を「泉」と認識することは出来ないくらい日常のありふれた二面コンクリート河川の風景そのものの「泉」です。

とのこと。現場を見ただけでは判らないことは幾らでもあるようです。

 自治体の整備についてだけども、いかにもという感じで正直言って好ましくない。また明るい色のブロック舗装は落着きを殺してしまうもので、あたしには残念ながら悪趣味としか思えない。

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