« 赤インク | トップページ | 水のある街 »

2005.10.07

秋の祭り

 5日から3日間の地元の秋祭りが始まった。5、6日は子供によるちょうちん行列が行われ、最終日は神輿が出される。これらが市内各地の子供会、そして神社で行われる。

 ちょうちん行列というのは日が暮れたあたりから、子供がちょうちんを持って、「もーてこい」と言いながら行列して町内のすべての家を回るというもの。子供たちが訪れた家は500円程度を手渡し、解散時に子供たちに振る舞われる駄菓子の足しにする。某有名宗教を信仰するの同級の家は、無関係だと毎年居留守を使っていた。あたしがこれに参加していた頃は、右の写真のようなかなりしっかりした実用的なタイプのちょうちんだったが、枠が外れたりしたとかで、誰か一人は火をつけてしまいちょうちんを燃していたものだ。画像は販売先にリンクさせているのだが、小売価格の高さにびっくりする。これに町名とかが入るのでかなり高くなるはずである。ちょうちんは危険なので小学2年生以下は持たせてもらえなかった。100人くらいの子供がちょうちんを持って行列する様は、はなかなか賑やかだった。

 実家は市内でも小さめの町だったが、2日で全戸を回るとなると1日3時間は優にかかり、公民館に戻れるのは9時くらいだった。やがて行列を二班に分けて各戸を回るようになり、時間は半分になった。世話役の手間は減ったかもしれないが、子供ながら何とはなく味気のなものになってしまったように感じたものだった。昨日、自宅の近くで見た行列はちょうちんを持たない、ただただぞろぞろと歩くだけのものだった。地域差なのか時代が変ったのか面白味のない様子だった。

 最終日は神輿。子供神輿もあるが通常の神輿が多い。この日から祭が子供のものから大人のものにシフトする。市内各地の神社から神輿がでるのだけども、幾つかの地区は鉢合わせの喧嘩神輿である。通常に回りもするが、神社の境内等の取り決められた場所で鉢合わせを行う。神輿の上に音頭取りをひとりかふたり乗せた状態で、相手の神輿が大きく傾くまでぶつけあうのだ。担ぎ手は朝から酒をあびて血気盛んな状態になっているものだから、相対する神輿と出会うと、住宅地のなんでもないところでも突然に喧嘩神輿が始まってしまうこともある。非常に危険である。

 実家の地区には喧嘩神輿で有名な神社があって、数年に一度は死人が出る。担ぎ手もそうだが、観客も危険である。場内が混み合っているうえに、神輿が無茶な動きをするものだから、見物人の死亡も多い。死亡者が出ると数年自粛、そして、久しぶりにするとまた死傷者。カミさんが、今年も重傷者が出たと言ってきたが、別に何とも思わなかった。

 死人の出るような祭は止めた方がいいのかどうか。土着のものであるし、止めるべきではないと思ったりする。危険を承知で出向いている訳だし、祭のハレというのもを考えるとそれくらいのどうしようもない熱気があってもいいんじゃないかと思う。行政の先導する祭はつまらないけど、行政とはまったく縁のない地域の祭はやはり面白い。

|

« 赤インク | トップページ | 水のある街 »

文化・芸術」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/90327/6297346

この記事へのトラックバック一覧です: 秋の祭り:

« 赤インク | トップページ | 水のある街 »