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2005.10.06

赤インク

 オークションで落札したパイロットのミューレックスが到着する。18年ぶりの再会。どうしようもなく懐かしい。ただノブレスの非常に滑らかな書き味に比べて、ペンの紙への引っかかりやインクのかすれが気になった。昔はノブレスのペン先が柔らかすぎると感じていたのが、ミューレックスが反対に堅すぎるという風に感じるようになっている。これは以前にノブレスを手にするまでの10年近くのうちに、ミューレックスがいかに使い込まれていたかという話なのかもしれない。価格帯にはそう変わりのない(28年前のミューレックス5000円と20年前のノブレス8000円)のに書き味が違うというのは、メーカーの力の差か。

 とにかく万年筆が2本あって、両方共にブルー・ブラックのインクを入れていると、そのうちいずれしか用いなくなるというのは明らかである。いずれもあたしにとっては可愛い万年筆だし。ということで、コンバータのあるノブレスに赤インクを入れることにした。ビン入りのモンブラン製の赤インクを買いに行くと、店には置いていなかった。違う店で探すのも面倒で、店頭に並んでいたパイロットの赤インクで間に合わせることにした。赤ペンもいつも手もとにあるようなら、使う頻度が高くなりそうな気がする。

 赤ペンというと、今日、上級官庁と打ち合わせがあったのだけども、そこの担当職員はノートをすべて赤ボールペンでとっていた。赤ばかりだと見悪いと思うのだけど、すべて赤。提出すべき調書に修正があって、その締切日を問うと「いつでもいい」と言われて、再度、問いただすと「とにかく、いつでもいいですから」としか言われず、本当に困惑した。

 パイロットの赤インクはとにかく彩度の高いピンクに近い赤で、妙に軽やかな色である。この色はどこかで見たなぁと考えると、小学校時代のテストの採点に使われていたインクの色のような気がする。当時はボールペンより万年筆で採点してもらうことが多かったように思う。とても懐かしい色。

 テストの採点というと、あたしも高校の英語の試験の採点をしたことがある。あたしの母校での試験である。あたしが教員をしていたというわけではない。学生時代、家庭教師をずーっとバイトでやっていたが、教員にはまったく興味なく、塾の講師という職業にも関心がなかった。採点をしたのは友人の手伝いである。学生時代、学部の友人は留年したのだが、単位をほんの幾つか落したためであり、受けるべき講義はあまりなかった。空き時間が多いので、それを埋めるべくやっていたアルバイトというのが私立高校の講師だった。教員免許なく、教員過程もまったく受けていない素人なのだが、一般の教員のように週10コマばかりの授業をもって、月に7万円くらいのバイト料を貰っていた。大学で講義を受けている学部学生に教授されているというのを知ったら、どう思うか。随分、悪辣なことを母校がやっていたのでびっくりしたものだが、忙がしくてテストの採点をする暇がないというのを何度か手伝ったりした。彼はとうぜん教員にはならず、今、母校の国立大学法人で事務職員をしている。

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コメント

O-Maruたちが、モンブランで関心とか家庭教師と、悪い家庭教師など置いていなかった
フタキンSkywalkerが、モンブランで赤インクとなかった講師などを免許しなかった?


投稿: BlogPetのフタキンSkywalker | 2005.10.07 19:05

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