『戦争プロパガンダ 10の法則』
まだ買ってはいないが、興味深い本を見つけた。
戦争プロパガンダ 10の法則 アンヌ・モレリ (著), 永田 千奈 (翻訳) |
そして、その目次。
第1章 「われわれは戦争をしたくはない」 第2章 「しかし敵側が一方的に戦争を望んだ」 第3章 「敵の指導者は悪魔のような人間だ」 第4章 「われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う」 第5章 「われわれも誤って犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為におよんでいる」 第6章 「敵は卑劣な兵器や戦略を用いている」 第7章 「われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大」 第8章 「芸術家や知識人も正義の戦いを支持している」 第9章 「われわれの大義は神聖なものである」 第10章 「この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である」 |
この章建てこそが「戦争プロパガンダの10の法則」であるというのは一目了然で、先のイラク戦争ではまさしくこの通りの主張がアメリカ政府からなされていたと思う。
それよりももっと身近にこれらのことを耳にしなかったか。
郵政選挙にあたって、コイズミが主張してきたことの大半がこれに該当するのではないかと思う。声高だかに何かを語っている者に対しては、これらのことに留意し、これらの要素を取り除いて意見を聞くという冷静さが必要である。
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