今や懐かしいもの・夏編
最近、日本タオル、いわゆる手拭いで気に入ったのが欲しくなってサイトを物色している。昔はそこそこ使っていたように思う。今、手拭いを見かけると云うと、職場で湯飲みに埃がかからないようにかぶせてあるものくらいだろうか。雑誌のSTUDIO VOICEにトーハト(お菓子会社のね)の宣伝媒体の付録として手拭いがつけられていたんだけど、これが何とはなく使い心地がよかったりする。普通のタオルのように嵩張らないし。どういう理由で使わなくなったんだろうと思う。
35年くらい前というと夏は蝿取りリボンだった。リボンに粘着剤が塗ってあり、それを天井から吊るして蝿を取る。食卓台のうえでは、蝿が何匹かかかった薄茶色のリボンがいつもぶらぶらしていた。そして被せて蝿から食事の食べ置きを避けるための折り畳み式の網。今では蝿が一匹でもいると不衛生というような感覚を持つけども、あの頃はいるのが当然で、そのうえでの対策だった。
蚊帳。これも30年くらい前まではごく普通に使っていた。当時は弟と二段ベッドを使っていて、上に寝ていたのだけど、蚊帳を吊っていてなんだか妙に狭苦しい感じがあった。毎日、寝る時間になると母親を呼んで吊ってもらっていた。
当時、窓はアルミサッシュでなく木製だったので、激しい雨が降ると決まって下の枠から雨が漏っていた。雨戸もあったけど、これを使うのは台風のときくらい。雨戸を閉めたと云う覚えは数度しかない。隣の家は年がら年中、夜になると必ず防犯のために雨戸を下ろしていた。(が、うちには入らなかったけど、しっかり空き巣に入られていたこともあったようだ。) 大雨になるといつもタオルを窓枠の下に置いて回っていた。窓をアルミサッシュにした時、雨戸は完全に取り払ってしまったようだ。
不便といえば不便な生活。でも優雅さを感じるんだよねぇ。便利・合理的だけがいいとは思えない。それがどうしてかと言われると非常に困るんだけど、敢えて言うなら、力でなく素朴な工夫でしのいでいるというのがその理由かしらん。
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