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2005.06.16

渋扇子

 今使っている扇子がいい加減破れてきて、セロハンテープでの修復では汚らしくなってきたので、渋扇子をコマキというところで注文した。

 ここのお店は本格的に渋扇子が揃っていて、選ぶのに苦労した。自分自身のために注文したのは、本体が【8寸】 黒色 サイズ・24cm/25本 雷神、そして、下の名前の名前入れ(親骨・行書)である。

 悩んだのは骨の数。骨の数が少ないと、親骨が大きくなるけども、閉じた扇子は厚みは落ちる。また、折りが減るから紙に対する負担も減る。骨の数が多いとその反対である。今使っているのが30間という、かなり細目のものだ。16間となると親骨の幅が2cm、18間でも1.8cmというずんぐりになるので、25間にした。30間だと厚みがかなりのものになるはず。消去法で選んだ結果なので、雷神が本当に気に入って、という訳でなく、ちょっと心配。あたし的にはこの8寸25間で無地のものがあれば、それに越したことはなかったのだけども。

 実際、お客様の言葉を何処{どこ}まで信じていいのか分からないけども、これが本当なら決して悪くはない。ということで、久々に不義理をしている自分とカミさんの親にも御中元として、扇面に行書で名前を入れて贈ることにした。そこそこの出費にはなるけども、喜んで使って貰えるのなら高くはない。ちなみに贈るようにしているのは、男性物は[渋扇・7寸5分(約22.5cm)扇骨(焼煤竹)18本]、女性物は[渋扇・6寸5分(約19.5cm)扇骨(焼煤竹)30本]である。

 通常の扇子だとくまがい菁々堂のものも悪くない。特に「無地シリーズ」といのは廉価な割には、シックで扇子の美しさというのを上手く押さえている。予備として1、2本欲しい。

 それにしてもカミさんは扇子とかにはまったく興味がないようだ。色とかを尋ねても、なにも答えてくれない。どうにかならんかねぇ、この無風流。 

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