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2005.06.11

衝動買い

 先日、『バロック・アナトミア』という解剖学蝋人形を撮った写真集が復刻されて、買おうかなぁ、どうしようかなぁ、とネットの本屋を検索してたら、ヤバイものを見つけてしまった。

復刻版 十七世紀人体解剖銅版画集 アナトミア・リフォルマータ 限500・銅版画79葉・ビブリオ版変型(280㎜×420㎜)・総革表紙・ケース (定38万・極美)

ノーベル書房 昭51年 1冊 15,000円

といったもの。アナトミア・リフォルマータなんてGoogleで検索しても出て来ませんわ。 ノーベル書房も古本では幾らでも見つかるけども、公式サイトとか見当たらず、もう存在していないのかもしれない。とにかく、限定500部・総革表紙・定価38万円(3.8万の間違い?)と怪しいところばかりなのだが、銅版画は嫌いではないし、解剖図はある意味、美しいものが多い。もしかするとかなり面白いモノなのではないかと思い、価格もそこそこなのでさっそく注文してしまった。さぁ、実際に手にして泣くか笑うか。

 それにしても、いまどき、ネット上でまったく情報を得られない書籍というのもなかなか珍しい。


バロック・アナトミア

亀津 菜穂子 (編集), 佐藤 明 (写真)
単行本: 112 p ; サイズ(cm): 22
出版社: 河出書房新社 ; ISBN: 4309906370
(2005/05/22)


復刊トットコムから
フィレンツェ大学付属「ラ・スペコラ」博物館の解剖学蝋人形。死の匂いを湛えた濃厚なエロティシズム。

フィレンツェには天体観測所に由来する「ラ・スペコラ」と呼ばれる博物館が存在し、600体に及ぶ鑞細工の解剖学模型が所蔵されている。今では多くの人々に知られたこの博物館を広く日本中に紹介した写真集が、惜しくも2002年に他界した写真家佐藤明*撮影による『バロック・アナトミア』(初版1994年トレヴィル刊)である。

「ラ・スペコラ」最大のハイライト「解体されたヴィーナス」と呼ばれる美少女の死体がモデルとなった鑞人形は、ボッティチェッリのヴィーナスさながら真珠のネックレスをつけて横たわっているが、腹部にあたる蓋をはずせるうえに、内臓をひとつひとつ取り出し、最後に子宮の蓋を開け中の胎児を覗くことすらできる。またみごとに鍛え上げられた筋肉美の男は表皮をすっかり剥ぎ取られ、血管・神経繊維を露出させた姿でヘラクレスのごときポーズで永遠に静止している。キリストを思わせる若い男の首は、頭蓋骨を切り開かれ血肉で装飾されたバロックの劇場のような脳を晒している。これら17世紀末から18世紀にかけて作られた精巧無比な鑞細工は、昨今のプラスティネーションの流行と同様、当時の一般大衆の好奇を強烈に刺激した解剖学ブームと呼応したものでもある。純粋な学究的価値を超越し、死の匂いを湛えた濃厚なエロティシズム溢れる蝋人形を、あくまで美術作品としてとらえた佐藤明の写真は医学的な記録写真としてとらえたタッシェン版と全く異なる優美さと荘厳さをたたえ本書を比類のない存在たらしめている。本書はトレヴィルからの出版当時たちまちベストセラーを記録、今もなお多くの読者に待望されている佐藤明写真集『バロック・アナトミア』をジャケット装にあらためた完全復刻版である。

佐藤明は、1959年写真集団VIVOを東松照明、奈良原一高、細江英公らとともに立ち上げ戦後の日本写真界を牽引した写真家。代表作に『おんな』『ウィーン幻想』『フィレンツェ』『プラハ』他


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