桃のかんづめ
ディスカウントのドラッグストアにいくと桃の缶詰が目についたので買った。この手のフルーツの缶詰は結婚して以来、10年くらい口にした憶えがなく、懐かしい感じだった。フルーツの缶詰というと白桃・みかん・パイナップルが主で、個人的にはみかんが一番安っぽく、次にパイナップル、そして、入っている切れ端の一番少ない白桃が高級というイメージがあった。
さっそく缶を開け、子供に食べさせてみる。小学4年の上の子は一口食っただけでいらないといい、下の4歳時は気に入ったようで兄ちゃんの食い残しまで食っていた。
体調が悪い時、親に買ってもらっていた飲物がネクターという果汁100%のジュースだった。ねっとりとした感触がフルーツ缶詰のシロップと非常に似ていた。フルーツ缶詰も病気の時に食べさせてもらったことが多かったような気がする。一方で、何かあった時(缶詰が元もとそう云うもんだし)の為に買い置きもしてたような気もするし、これらの缶詰がどういう扱いを受けていたのかはっきり推測することはできない。
まぁ、上の子が嫌がるというのも判らなくもない。冷静な目でみると、特に白桃のシロップづけはシロップで身が完全にふやけちまってるし、不自然極まりない。シロップの甘さも異常である。(これを一気に飲みほす訳だから、体にも悪いだろう) 正常な感覚なら拒否してもおかしくはない。
世代間のギャップというもんなんだろうなと思う。われわれもバナナは有り難がって食うことはないし、むしろ、個人的には嫌いな食べ物にカテゴライズされていたりするし。
それでも、有り難い桃の缶詰なだけにちょっと淋しかった。
缶詰というとコンビーフの缶詰というのがあるけど、あれを今だまともに食ったことがない。今は亡き伯母が神戸に住んでいて、遊びに行くと帰りによくコンビーフの缶詰を貰ったものだけど、あの塩辛い油のかたまりはどうしようもなかった。それから30年近くが経つがコンビーフを買ったことがない。TVでこのコンビーフがあれば、いくらでもビールが飲めるとあるタレントが話していてたが、正直、信じがたい。ビールもコンビーフも旨いものとは思えないからだ。
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