遺伝
先日、ダウンして仕事を休んで寝ていると窓を叩く音がする。目覚めて窓の側に寄ってみると小学4年の息子がいて、「玄関あけてや」などという。カミさんが外出してて、玄関の鍵がされてて、締め出しを食らっていたようだ。鍵を開けてやるとランドセルを置くなり、出ていってしまった。帰ってきたのは6時前。
ドラえもんとかを見てて、のび太が学校から帰ってきてランドセルを置くなり外にダッシュするのはマンガだけの世界であると昔から思っていたが、実際の話らしい。すく側でそれを目の当たりにしてちょっとびっくりしている。
カミさんの話によると、どうやら毎日、学校から帰るとそうやって遊んでいるらしい。あたしも外で遊んではいたが、そんなに毎日のように遊んだという憶えもない。うちの子は塾にも行かせていない、いわゆる放任主義である。子供本人が勉強したいというのなら、塾に行かせてもいいのだけど、特にこちらから行かせようという働きかけはしていない。
土曜日の昨日は昼からどこか友達のところに遊びにいっていたようなのだが、その後に2回それぞれ違った子から遊びの誘いの電話がかかってきて、カミさんが「ごめんね。もう遊びにいってるのよ」なんて断りの返事をしてた。人気は随分あるらしい。親からみてそんなに面白いヤツとはあんまり思えないんだが。
父ちゃんと大きく違うのは何時も遊んでいるのが野郎ばかりであるということ。父ちゃんは半分強の割合で女の子とふたりで遊ぶことの方が多かった。家に遊びに行くと「なんでもいいから欲しいものを選んで」なんて強制的な感じで贈りものをされて困ったものだった。ただし、この状態は5年生の女の子だけを集めての会を境に、一度もなくなるのだが。それも10数年ほど続いて随分泣いた。
そして、プロ野球。お父ちゃんはプロ野球を生まれてこの方、おそらく一試合も通して見たことがないのに、息子は時間切れになって中断されると怒り狂うという有様だ。野球のどこが面白いのだよ。お父ちゃんが小学2年の頃には、学級文庫の本棚に読み飽きた数十冊の本を持っていって、個人文庫を提供してたもんだが、お前の読む本と言えばゲームの攻略本だけじゃないか。なんで『はだしのゲン』を読んで怖いと思わないんだ。小学2年生の愛読書にするような本ではないぞ。ラーメン、嫌いっていうな。家族でラーメン屋入れないじゃないか。年がら年中、大人みたく長ズボンばかり穿くな。小学生は真冬でも半ズボンで痩せ我慢するもんだ。
いつも、こいつ、あたしの子か、って思いながら、息子を見ている。
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コメント
(なかなかここのシステムになれない(-_-;))
コメント1
小さい頃はもてたんだねぇ(^_^;)
まぁ子供は外向けで元気な方がいいよ。
(まぁあたしなんかがいっても重みはないけど。)
コメント2
『はだしのゲン』最初読んだときは恐かったねぇ。
4巻までくらいかな。あとは子供には難しい内容
だったと思う(^_^;)
コメント3
軍艦島のDVD出てるね? 買った?(いつ頃の
かは知らないけど)
投稿: きつつき | 2005.05.15 23:25
楽天とそんなに違うっけ?>システム
『はだしのゲン』って怖いでしょ。あれを読んでトラウマになったという人を随分見聞きするんだけど、ボロボロになるまで読んでたもんねぇ。愛蔵版が出ていて1冊700ページくらいのが3巻あるやつで持ってます。最後東京にいくというところで終るんだけども、戦後の生活の様子が伺えるマンガでもありますね。
軍艦島のDVDはDVD-Rのが2種類と普通のDVDのが一種類じゃなかったかな。廃墟映像と音楽という感じの環境ビデオみたいな作りらしいんですが、廃墟そのものにはあんまり興味ないんで、たぶん買わないと思います。
投稿: O-Maru | 2005.05.16 00:48