JAF二輪車ロードサービス
先日、郵送されてきたJAFの会誌「JAFMate」でこの4月からJAF二輪車ロードサービスが始まったことを知った。原付乗りには朗報である。
JAFに入って5年くらいになるのだけども、使ったのはバッテリー上りの2回くらい。自分の所有する車以外でも使えるので、自動車保険のロードサービスに加えて加入している。車は週末しか乗らず、通勤は原付なので、二輪車のロードサービスが欲しかった。
バイクは一年に一回はパンクし、職場なり自宅なりに辿りつけることができたなら、行きつけのバイク屋に修理を依頼するのだけども、そうでない場合は最寄りのガソリンスタンドに持ち込んで修理を依頼する。スタンドによると特殊なバイクでもないのにタイヤを外すことができず、修理が断念されることがある。次のスタンドを探さなければならず、最悪な状態である。修理できたとしても1500円ほど取られ、これも痛い。JAFでバイクのパンクがその場で修理できるとなると非常に助かるのだけども、実際はどうなのだろう。
これまでに本当に泣きそうになったトラブルが一回ある。これは真底困った。
20年ほど前の学生時代のことなのだけども、高校時代の悪友と大晦日の夜から元日の朝にかけて遊んでいた。移動は原付を使っていたのだけど、悪友の家に行こうという段になって、悪友のバイクのガソリンが残り少ないことが判った。当時、元旦の早朝に空いているスタンドなんてほとんどなく、あたしのバイクにはまだ多少ガソリンが残っているということで、大学の部室まで行き、そこにあったポンプでガソリンを幾らか分け与えた。おかげでふたりとも無事に隣町の悪友の家まで辿り着くことができたのだった。
あたしも家に帰るということになって、悪友宅をでたのだけど、今度は自分のバイクのガソリンが危うい様子なのだ。隣町から帰るにはもう10kmほど走らなければならないのに、メーターはすでにE(Empty)を示していた。そして、事もあろうに元旦の午前中、田園地帯のまん中でガス欠になってしまったのだ。
田んぼが広がる中に公衆電話があるはずもなく、とぼとぼとバイクを押していたのだけども、埒が明かず、目についた農家で電話を借りることにした。門をくぐると丁度、母屋の横の倉庫で何かをしているオジサンが見えた。ガス欠になってて困っていて、電話を貸して欲しいと依頼すると、ガソリンを分けてあげるよ、と申し出された。農機具があるためか、ガソリンがタンクで保存されていて、それを幾らか分けてくれるというのだ。こちらとしては最良の話で、ガソリン代を払いますといったのに、いいからいいから、と無償で譲ってもらうことができた。これは本当に嬉しかった。
こんなケースはどうか? この冬の話だけども、乗っているバイクのチョークというのがオートでなく、レバーで調整しないといけない。寒い場合は、チョークを引いて混合気のガソリン濃度を上げないとエンジンがかからない。すでに乗り始めて8年ほど経っていて、このチョークワイヤーが切れてしまった。チョークを引かなくても、セルを3分くらい回し続けるとエンジンがかからなくもない。しかし、そうするとすぐにバッテリーが上がってしまう。さっそく、ワイヤーを注文したのだが、5日くらいかかると言われ、納品までが地獄の日々だった。朝は不思議とすぐにエンジンがかかるものの、深夜の残業からの帰宅時にはバッテリーが上がり、15分くらいキックをし続けて、ようやくエンジンをかけるという有様だった。こういう場合、JAFはどのような対応をしてくれるのか非常に興味深い。毎回、エンジンをかけにきてくれれば、文句なしに最高のサービスと言うんだけど、そういうことは先ずありえないだろうなぁ。
まぁ、車ほどではないけどもバイクでもロードサービスを受けたいことはままある。どこまで臨機応変に対応してくれるか非常に楽しみである。
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コメント
パンク修理。
もしスクーターなら、自分で修理をお勧めします。
ホイルを外す必要はありません。
必要なものはタイヤレバーとパッチ、ゴムのり
#180程度の紙やすり。それにポンプ。
全部自転車屋にあります。多分3000円程度で
おつりがきます。
ワイヤー切断。
チョークワイヤーはキャブレターに伸びて行って
るので根元のレバーを操作すればよろしいかと。
スクーターならば、シート下にエンジンがあり
サイドカバーとか外す必要がありますが、大した
手間じゃありません。要は慣れです。
投稿: REV3 | 2011.01.21 20:30
お兄さん、お兄さん、
そんなに簡単に云ってもらっちゃ困ります。
あたしもチャリのパンク修理なら、修理セットを持ち歩いて、
そこかしこで自分で直していたものですが、
原付はそんなに簡単ではなかったですよ。
まずタイヤがどんなにひっぺかえしてもはずれないし、
外したとしてもそれを直すような自信はなかったですね。
場数にしても、そんなにパンクするもんでもないし...
ということで、もっと若さがあればねぇ...というお話でした。
投稿: O-Maru | 2011.01.23 21:36
バイクの場合、空気を抜いてもタイヤのミミがリムに
しっかり張り付いていますので、ぐいぐいとタイヤを
鷲掴みし、サイドウォールを圧迫してミミを落します。
タイヤの全周で気長にやってると、いきなりそしてあっ
けなく落ちるはずです。
それから、片側のミミを外に外してチューブを引っ張り
出すわけですが、コツはタイヤの一片をすぼめてホイル
中心側に押し込んでタイヤの円とリム円を偏心させる。
すると反対側はリムとタイヤの間に結構な隙間ができる
はずです。
ここにタイヤレバーを突っ込んでこじれば簡単にミミは
外れると思います。はめるのも同じ要領です。
私も若い頃は要領がわからず、愛車のリムを傷だらけに
したりしてました。
わかってしまえば、なんちゅう事ないんですけどね。
投稿: REV3 | 2011.01.23 22:28
感じとしては自転車と変わりないようですね。
ちなみに現在乗っているバイクはチューブレスタイヤなんですが、この手のタイヤは初めてで、もう4年目なのですが未だパンクをしたことはない。パンクした時の要領はおんなじなんでしょうか?
投稿: O-Maru | 2011.01.24 20:52
チューブレスの場合はプラグを使います。
http://ken82.fc2web.com/diy-puncture.html
チューブレスの場合、空気が抜けても少々は無理が
利きますが、万が一ミミが落ちた場合はお手上げで
コンプレッサー必須となります。
なのでプラグキットとポンプの携行をオススメします。
また長期使用の場合、経年劣化によるクラックも心配
なので、トレッドやサイドウォールの点検もまめに
やったほうがいいです。
こちらが原因のパンクは修理不可です。
投稿: REV3 | 2011.01.24 21:24
チューブレスタイヤとなると全く修理の方法が異なるんですね。
こちらはコツではなくて、完全な力業で済みそう。
非常に参考になりました。ありがとうございました。
投稿: O-Maru | 2011.01.26 21:38