好きな声
声というとFM放送のJET STREAM(ジェットストリーム)の城達也(注:初め上達也としていたのを中年ゲーマーさんのご指摘で修正しました)が有名ですね。あたしが受験をしてた頃というのはまだラジオが受験生のお供という時代で、この番組も聞くことが少なくはなかった。でもあの声を聞いて、多くの女の人が夢想していたとは想像もしていませんでしたねぇ。
あたしにも好きな声というのがあって、一人は声優の横山智佐という人のもの。乾いた感じの声質で、それなのに澄んでいる。『サクラ大戦』で主役の声をしているんでしょうか、これも日本映画専門チャンネルで番宣でご本人さんが出ていて、風貌も声とまったく違和感のない感じの人でした。どこで気に入ったのか? どこから入手したのか忘れたんですが、このアニメの主題歌を聞いてです。
そして、橋本一子。この人はYMOのサポートメンバー(矢野顕子の替わりとか)で出演したので知ったのだけど、渡辺香津美のMOBO倶楽部(MOBOとはモダンボーイの略)とかにも参加してて、その声にはシビレた。この人の声は「乾いているけど湿った声」という非常に不思議な印象を与える。初期の頃の「Vivant」(86)なんて音楽的にガチガチで熟れてなくて、ちょっと聴くのが恥ずかしかったりするんだけど、それでもいい。Jazz、クロスオーバー系の人になる。最近ではアニメのBGMとかもやっているようで、いい評判を聞く。MOBO倶楽部でのボーカルは実にセクシーでエロチックで、ほんと堪りません。人によっては、西洋の魔女系の顔、ということになるらしいけど、言うまでもなく、べっぴんさんです。
「あしたまにあ~な」の濱田マリは声というかしゃべり方かなぁ。うけくち特有の舌足らずさとあの独特のアクセントがマッチしてて、おもわず引込まれてしまう。モダンチョキチョキズのファーストアルバム「ローリング・ドドイツ」(92)を聞いても濱田マリの喋り芸はすでに完成していると思う。
『Shall we ダンス?』のテーマ曲を歌っているのが大貫妙子だとはなかなか気がつかなかった。知ったのは映画が公開されて数年後だった。この人の歌声も乾いていていい。それでなんとも言えぬ透明感。晴れた日のドライブに向いていて、車を買ってから9年間、車の中ではたいていこの人の曲を聴いている。
だいたい乾いた感じの声が好きなのだけど、乾いた声とハスキーボイスというのは全く違ってて、ハスキーボイスはあまりいい印象を持っていない。潰した声を持ち味にしている歌手がいるけど、やはり聞きづらい。
声に纏わる思い出。
学生時代、映研に入ってて映画を撮っていた。まだ8mmフィルムが使えていた時代だった。同録はノイズを拾うため、台詞・効果音等の録音はほとんどアフレコをしていた。そしてアフレコは役者がマイクに向かって台詞を言って録音するのを監督がリアルにヘッドホンで聞いて、OK・NGの判断をする。
あたしが監督をした時に1年後輩の愛ちゃんという名前の女の子が一部アフレコをしたのだけど(演技は別の子がした)、この声がね、いわゆる「萌え」で困った。名前の通り、愛らしいのである。いやいや、容姿も名前に恥じないくらいに十分、十二分に美人で愛らしかった(高校のミスコンで優勝した経験もあったらしい)のだけども、声は想像を遥かに超えていた。性的興奮というのは特にないのだけど、それでも、いやぁ、やられた、という感じになってしまった。幸いなことに数えるほどの台詞しかなく助かった。これが続くとどうなったことやら。なんか拷問に近い感じがする。(生な表現をすると、イっちゃったにもかかわらずモゾモゾされ続けると悶絶死しそうになるあの感覚;女性の人には判らなくてご免なさい) ちなみに、その愛ちゃんは個人的には好きでも嫌いでもなく、おそらく恋愛の対象には絶対にならないという女の子でありました。
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コメント
誤変換があります。「上達也」でなく「城達也」と変換しないとおかしいです。ジェットストリーム好きでした。
カラオケは好きではありませんが、どうしてもといわれると「サクラ大戦」を歌います。
どうも気になるので、評価に100点入れました。
投稿: 中年ゲーマー | 2005.05.08 09:47
城達也さんのご指摘ありがとうございました。さっそく修正させて頂きました。
「さくら大戦」を歌うといわれるとあの「激!帝国華撃団」ですよね。台詞とか入るんですが、あれもやっておられるんでしょうか? 知り合いは「男はつらいよ」が十八番で、台詞回しが素晴らしくて、笑いこけてたものです。ちなみにあたしは「銭形平次」でございます。時代劇は嫌いなんですけどね。
評価に100点を入れてくださったようで... いやぁ、正直な方にはやはり参ります。あたしもどちらかと言えば正直な方、正直にされている様を拝見いたしますと、反省をしてしまいます。世の中、正直者はハナからバカだと決め付ける御仁もいるようで、これも別な意味で敵いません。
投稿: O-Maru | 2005.05.08 22:28