えっ、皆、コーヒー?
あたしが喫茶店でオーダーすると隣にいたヤツが驚いた。「皆、コーヒー、って勝手に決めるなよ」 あたしが注文したのは「ウィンナーコーヒー」。どうもウィンナーコーヒーというのを知らなくて、「皆、コーヒー」と聞き違えたらしい。もう20年も近く前のお話。
上級官庁との打ち合わせに行った帰り、その庁舎にはいっている喫茶店で同僚と打ち合わせをした。メニューにウィンナコーヒーがあって、10年ぶり近くに飲む。普通の珈琲なら腐るほど家で飲んでいるけども、ホイップクリームが必要なウィンナーコーヒーはさすがに家でつくろうという気にはならない。小さな子供がいると喫茶店に入るようなことはなくって、飲む機会はしばらくなかった。
ウィンナーコーヒーというのはウィーンでよく飲まれるタイプのコーヒーのことをいい、本来は砂糖入りのコーヒーに泡立てたクリームをのせたものらしい。日本の喫茶店で見かけるのは普通のブラックコーヒーにかなり甘めのホイップクリームをのせたもので、砂糖を入れるか入れないかは自由。クリームの甘さがあるため、砂糖は入れないことの方が多いような気がする。とにかく、このクリームを食べるというのも嬉しくて、コーヒー・クリームと何とも言えない取り合わせなのだ。
オーダーはアイスでしたのだけど、クリームを掬[すく]って食べるためのスプーンがつけられていなかった。スプーンを持って来てもらってもよかったのだけど、面倒だったので、ストローで掬い上げて食った。随分、変な光景だったに違いない。でも、クリームを完全にコーヒーに溶かして飲んでしまうのは非常にもったいなくって、悔しいんだよなぁ...
それにしてもウィンナーコーヒーというのは一般的に珍しいらしく、コーヒーをまったく飲まないという30半ばの同僚は初めて見るといっていた。
紅茶の話になるんだけど、ロシアにはジャムティーというのがあるらしい。紅茶にジャムをだぼだぼ入れてかき混ぜ、飲むという。会社を辞めて、ロシア1ヶ月放浪の旅をしたという知り合いは、あれはキツかったなぁ、とかって言ってた。
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