岩波書店『よむ』94年2月号 特集・ 軍艦島閉山20年
軍艦島に関しての書籍を入手。91年4月号から94年7月号まで40巻発行された岩波書店の月刊誌『よむ』の94年2月号である。
月刊『よむ』94年2月号 岩波書店 |
ちなみに購入したのはこの一巻のみではなく、40巻すべてである。この号(定価430円)に関してはオークションで8,000円以上の高値で取引される。ネットで見つけたのは全巻一括で12,000円(+送料1,050円)だった。
資料としては元住民のインタビューもあり、まぁまぁといったところ。とはいえ、20ページ程の特集目当てに8,000円の出費はどう考えても高い。高過ぎる。
『よむ』はおおよそ60ページ強のやや薄めの雑誌で、毎回、色んなものを読み解く。戦争、車、日本映画、ドラえもん、ナウシカ等々。ただ編集が浅いという感じがあり、もう一つ物足りなさがある。比較の対象にはならないと思うけども『ユリイカ』は価格の高めの雑誌であるが、編集は非常に強力である。『よむ』が4年で終刊になっても仕方ないかなと思う。
ただひとつ『よむ』を高く評価したいのは、最終号にて40冊分の記事のデータベース(索引)を作成し掲載していること。雑誌も年度の最終号、及び、数年に一度、索引を掲載すれば、利用価値が何十倍にもなると思うのだが、ほとんどのものは実施しておらず、非常に残念である。
とりあえず、これで軍艦島関係の書籍収集はひとまず打ち止めにしよう...と思う。
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