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2005.04.21

軍艦島での生活

 軍艦島でももちろん日常の生活があった。そのごく普通な日常をうかがい知ることができるのが次の書籍。


軍艦島海上産業都市に住む-水辺の生活誌

阿久井 喜孝 (著), 伊藤 千行
単行本: 93 p ; サイズ(cm): 26 x 19
出版社: 岩波書店 ; ISBN: 400008495X ; (2004/10/14)


 文章は『軍艦島 実測調査資料』の編集の阿久井喜孝氏、写真は軍艦島に住んでいたアマチュアカメラマン伊藤千行氏による。初版は95年のものだがしばらく絶版になっていて、昨年ようやく重刷された。


 本日、新しく入手したものは次の2冊。


端島(軍艦島)

長崎県高島町教育委員会 編
単行本: 240 p ; サイズ: A4
出版: 長崎県高島町
(2004.1.15)




軍艦島

軍艦島を世界遺産にする会
単行本: 64 p ; サイズ: A4
出版: (有)軍艦島
(2004.8.1)


 福岡県の古本屋をネット検索して見つけた。

 『端島(軍艦島)』は、軍艦島を所有する高島町が長崎市との合併を前に軍艦島閉山30周年記念として作成したもの。町民には2,000円、町民外には4,000円で販売されたらしいが、流通が判らず、古書店にてようやく入手できた。3,000円。旧住民から写真を集めたということでスナップ写真が多いけども、中にはそうでないものもある。『軍艦島海上産業都市に住む』の伊藤千行氏の写真が多く見受けられる。無人となった軍艦島の写真は一切ない。在りし日のものだけとなっている。

 『軍艦島』は廃墟となった様子を示した後に、賑やかだった頃の写真が示される。ページ数が少ないので、年表や「軍艦島を世界遺産にする会」の活動についての記述が目につく。購入価格2,000円。


 いずれの写真集も昭和30・40年代のものが主になってて、非常に懐かしい光景が繰り広げられている。

 校庭にあふれる子供たち。皆、屈託のない表情をしている。カミさんが「子供が多いね」と感想を漏らしたけど、当時はとにかく子供が多く、そして、家にこもらずに外で遊んでいたもんだ。町の風景にも子供が目について不思議ではない。
 『端島(軍艦島)』には新聞記事のスクラップが何枚か掲載されている。昭和37年1月の記事では「全世帯にテレビ」とあり、自然環境が悪い一方、裕福な面もあることが報道されている。


 何がともあれ、子供のいる光景を見ると安心する。子供の見られない日常の生活は見られたものではない。 



 軍艦島関連の本はこれで主だったものは揃ったような気がする。ここ数ヶ月のテンポの早かったこと。

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