« 鳩 | トップページ | 書店で »

2005.04.30

三菱鉱業セメント株式会社『高島炭礦史』

 軍艦島に纏わる資料を新しく入手。

 昭和61年11月の高島炭砿閉山を機に2年間かけて高島炭砿史編纂委員会が編纂した『高島炭礦史(高島炭砿史)』。関係者のみに配布されたもので、一般に向けての市販は行われていない。事実、古書店より購入した書籍には三菱鉱業セメント会社(現三菱マテリアル)による謹呈の挨拶文がはさまれていた。古書としての相場が25,000~33,000円を15,700円(+送料400円)で購入。コピー本で12,000円という値がついているところもある。


高島炭礦史

編集 高島炭砿史編纂委員会
単行本: 535 p ; サイズ: B5
発行 三菱鉱業セメント株式会社
1989.1.31(非売品)


 取り扱われている年代は幕末から昭和61年までで、三菱は100年間あまりこの鉱山(高島・二子・端島の長崎沖炭砿)を経営している。日本史をまったく学校で教わっていなかったので、財閥の三菱が大きく炭砿に関わっているとはまず知らなかった。

 まださわりを読んだくらいなのだけども、組織の近代化ということで明治14年に勤務時間が9時から5時までに定められ、私用で事務所を離れることが禁じられる。出勤簿が設けられる等の記述もあり、非常に興味深かった。

 社史とはいえ、100年あまりの歴史を500ページ程度に纏めるというのはなかなか難しいことではないかと思う。

|

« 鳩 | トップページ | 書店で »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

ドキュメント」カテゴリの記事

通販」カテゴリの記事

軍艦島・同潤会アパート」カテゴリの記事

コメント

最近・・・炭鉱系に嵌ってるんですか???1日炭鉱体験できるところがあったら・・・働きそうなポン男くん♪今度はマグロ船の関連の本を探してUpして下さい!ちょっと興味がタイガー・ジェット・シンです♪

投稿: pnge | 2005.05.01 03:50

日本でいまも炭砿やっているところは多分ないでしょう。炭鉱にはまっているというか、軍艦島からの流れです。
マグロ船ね~ 泳げない人間はまず外洋に出ようという気にはならないです(苦笑)

投稿: O-Maru | 2005.05.01 13:52

カナヅチなんですか???知りませんでしたw子供と海にいっても逞しい父を演出できませんね。ところでなんで・・・泳げない事をカナヅチっていうんでしょう???由来はどこから来たんでしょうか???教えてエロイ人♪

投稿: pnge | 2005.05.01 14:29

カナヅチ-(水中に沈むことから) 泳ぎができないこと。また、その人。「彼はまったくの―だ」(広辞苑第5版)だそうです。

とにかく海にはいかないですねぇ。数年前までは骨体美のおかげで、今は腰回りの浮き輪のおかげで裸体をひと目に晒そうという気にはなれません(苦笑)

投稿: O-Maru | 2005.05.01 23:25

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 三菱鉱業セメント株式会社『高島炭礦史』:

« 鳩 | トップページ | 書店で »