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2005.04.25

れんげ畑

 郊外で車を走らせていると、ほんの一角の小さな田んぼに一面レンゲ草が花を咲かせていた。

 わたしらが子供の頃はごく普通の光景で、まだまだ多く残っていた田んぼはこの時期、ほとんどレンゲ草で被われていたものだ。小学1、2年の頃、学校の帰りは、ある女の子と何時も一緒で、帰り道にある田んぼに入ってれんげの指輪だの首飾りだのをつくって道草食っていたのを思い出す。今でも付き合いのある悪友は、田んぼのれんげを山ほどむしり取ってきて、これは食べられるのだといって、塩をふりかけて貪り食ってみせた。試しに自分も食ってみたのだが、パラパラするだけで旨いものではなかった。

 とにかく田んぼは遊び場のひとつで、冬の稲を刈り取られた後は凧揚げの場所、夏の水の張られている時はおたまじゃくしだのカエルを捕まえて遊んでいた。カブトエビなんかもいたが、あれは正直いって気持ち悪かった。今となって見てみると「エイリアン」もどきじゃないか。カエルはもちろん何度も爆竹の犠牲です。

 町の風景で変ったのは、家が多くなったことではなく、田んぼがなくなったことだと思う。

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