暗黒のその向う/写真集『地図』
職場の歓送迎会から帰ると写真集『地図』が到着していた。包みを見た時に思った以上に小さく軽いのでびっくりした。あくまでも「思った以上に」というのは12,600円という価格に連動してのイメージなんだけど。よく見るとサイトの紹介にA5判とある。
サイトの写真は写真集を発行する前の作品展に使ったものだろう。作品展で使ったプリントはプラチナ・プリントという技法を用いたもので、印画紙にプラチナを用いて、それに密着プリントするという特殊なもの(詳しいことについてはブログ「Days of Books, Films & Jazz」で紹介されている。)
実際に見ていないけど、そのプリントの持っている特徴と写真集のものとは一致していない。コントラストが高くグレーの階調は決して高くない。また、ディテールも細かくない。サイト掲載の写真をそのままイメージしているとちょっと外される。しかし、観音開きで畳み掛けてくるイメージは非常に強烈だ。暗黒の向うで蠢くものを感じる。
外見的に似ていると思ったのが、ドラマ『ケイゾク』のオープニングタイトル。もしかすると、手法的なところはこの写真集から影響を受けているのかもしれない。
作品の大半は原爆ドームのシミ。これらの写真が撮られた60-65年は自由に原爆ドームに出入りできたようである。
著者が一筆寄せているなかで写真集「100 SUNS」に言及しているのが興味深かった。心の中に止めておいて忘れてはならないことがあるのだ。
ちなみにサイン本の購入受付は終了した様。たぶん、あたしが一番最後くらいではなかったのかな。シリアルつきなのだけども、223/1000。サイン本は100部限定なんだけどなぁ。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 電子書籍は苦手(2015.04.27)
- 訃報 渡辺 淳一(2014.05.05)
- 本日入荷の積ん読素材-「つげ義春の温泉」(2014.02.04)
- 本日入荷の積ん読素材-「日本の民家一九五五年」「独裁者のためのハンドブック」(2014.01.21)
- 最近入荷の積ん読素材「家族喰い―尼崎連続変死事件の真相」(2014.01.14)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 起き上がりムンクは絶品(2013.04.30)
- 「怪談の日」制定(2012.06.22)
- 二玄社編集部 編「大書源」(07)(2010.05.02)
- フジテレビ開局50周年記念ドラマ特別企画 黒部の太陽(2009.03.22)
- リバーダンス(2008.05.14)
「写真集・画集」カテゴリの記事
- 訃報 H・R・ギーガー(2014.05.13)
- 本日入荷の積ん読素材-「日本の民家一九五五年」「独裁者のためのハンドブック」(2014.01.21)
- 公益社団法人 日本缶詰協会「缶詰ラベルコレクション」(12)(2013.07.03)
- おおた慶文「ピアニッシモ -おおた慶文画集」(04)(2012.01.30)
- 最近入荷の積ん読素材(2011.03.31)
「通販」カテゴリの記事
- 洋書を買うなら今(2009.10.07)
- 「グリコ LEE 辛さ30倍」をAmazonで注文(2008.10.20)
- 乱高下の通販(2008.09.30)
- あの手この手(2008.05.10)
- 本体価格1円、送料340円(2007.06.14)
「ヒロシマ・ナガサキ」カテゴリの記事
- 二重被爆者の報道にまつわる騒動(2011.01.22)
- 本日入荷の積ん読素材
<広島・長崎における原子爆弾の影響 [完全版]>(2010.12.10) - 本日入荷の積ん読素材(2010.02.22)
- 明田弘司「百二十八枚の広島」(09)(2010.01.11)
- 福田須磨子『われなお生きてあり』(68)(2009.03.03)
この記事へのコメントは終了しました。





コメント