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2005.04.18

澤田知子『ID400』

 遅ればせながら、本日、購入。

 『ID400』のぱっと見の印象。「大友克洋の漫画の日本人の顔」の羅列。これは単なる外見の印象なんだけどね。


ID400

澤田 知子 (著)
単行本: 416 p
サイズ(cm): 16
出版社: 青幻舎
ISBN: 4861520126
(2004/04)


 街中の証明写真機で衣装、メーク、表情を変え400人の自分を撮影したセルフポートレート。澤田知子は写真家でもあり被写体でもある。

 副題が「Relation between inside and outside」(内面と外見の関係)。

 適当に何枚かを引き抜いて見てみると随分違った印象のものもあるが、それを400枚並べてみるとどうなるのか。結局、代わり映えしない一人の人間があたし的には見えてきてしまう(あたし的、というのはカミさんはどうやらそういう印象を持っていなかったから)。これは顔の特徴に限った話ではあるんだけども、外見が幾ら変ろうともその内面は変らないんじゃないかということを指し示しているような気もする。

 著者は続けて「OMIAI」を出す。


OMIAI

澤田 知子 (著)
大型本: 72 p
サイズ(cm): 31
出版社: 青幻舎
ISBN: 4861520312
(2005/02)


手にとったり、購入もしていないから本来は紹介したくないのだが、「ID400」の延長にあるお見合い写真30枚ということで、著者がこの「Relation between inside and outside」(内面と外見の関係)に今だこだわっており、どういった解釈を「ID400」に下しているのか、この「OMIAI」を見てみないと判らないような気もする。意外とあたしとは違った印象を持っているのではないかとも思う。

 「ID400」のような単純で明解なものは独り歩きを期待されている場合もある。ひとりの人物による400面相をただ単純に楽しみながら、そして、そんなに真剣にならなくてもいいから、自分の持った印象を整理してみるのもいいと思う。

 ちなみに1ページに4枚組みの証明写真一式という構成で、それが400ページ、厚さこそ2cm強あるものの、大きさは葉書大程度。あまりの小ささにびっくりしたのだけども、元が証明写真なので当然な大きさである。

 澤田知子のサイトはこちら

 女性のセルフポートレートというとシンディー・シャーマンが有名だけど、趣きはまったく違う。シンディーの写真は怖いものが多かったな。

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