写真集『MAGNUM MAGNUM マグナム・マグナム』(07)
発売前に情報を聞いて、ほほぅとかと思っていたのだが、それから半年ちょっとすっかり忘れてしまっていた。写真には少なからず興味があるので、マグナム・フォト60周年記念のこの写真集ははやり手元に置いておかなければなるまい。とっとと清水の舞台から飛び落ちた。
![]() | MAGNUM MAGNUM マグナム・マグナム 小林美香(翻訳),Thames & Hudson(編集),Magnum Photos(監修) |
『ちょっとピンぼけ』という言葉で馴染みの戦場カメラマン、ロバート・キャパらが興した報道写真家による集団がマグナム・フォト Magnum Photosなのだが、この写真集はこれまでそのグループに参加した69名のカメラマンの作品がメンバー相互により各々6点ずつが選択され、解説されている。各々6点程度なので、そのカメラマンのことを深く知ろうとするとどうしても肩すかしになるのだが、マグナム・フォトがどういった写真をリリースしてき、社会にいろいろなものを示してきたのかは一目瞭然になる。
報道写真といっても多種多様で、戦場から飢餓の町、富める街等々、舞台も様々である。改めてこの集団の柔軟性を知る。
各々の写真には簡単なキャプションしかついていないので、写真の詳細は今ひとつ判らないのが残念。しかし、大判の写真はどれも薄っぺらくはなく、小一時間かかって半ばまで繰っただけで疲れ切ってしまった。写真を読むということは気力を要する。
それにしてももの凄い写真集である。内容は別にしても、でかさも半端ではないのだ。46x35.6x7.2cmという大きさは、ブリーフケースを一回り大きくしたような大きさである。高価な写真集なので、本体保護のため輸送用のケースがついているのだが、これにちゃんと取っ手がついている。輸送用ケースに取ってのついた書籍は見るのは初めてである。確かに取っ手がないと持ち運びが大変である。体重計で計ってみると、書籍の重さが6kgあった。膝上で広げることは困難で、食卓テーブルを片づけて、でんと置いて眺める必要がある。
マグナム・フォトというとユージン・スミスも参加していた。スミスの写真の解説担当メンバーはあの母親と入浴する智子の写真を選んでいたが、写真の掲載についてはやはりアイリーンからの許可が下りなかったようで、写真集の件のページが遠景で写された写真が載せられていた。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)










最近のコメント